JRグループは20日、今年度のお盆期間(8月6~17日の12日間)における指定席予約状況を発表した。各社とも予約可能席数を前年比80%程度まで減らし、発表時点での予約席数は前年を超えている路線から80%程度の路線が多い。ただし、予約席数の前々年比は20~30%程度となっている。
JR東海は東海道新幹線に関して、予約可能席数365万席(前年比77%・前々年比80%)に対し、予約席数29万席(前年比96%・前々年比20%)と発表している。同社はお盆期間中、列車を多数設定して十分な指定席を用意するが、自由席は時間帯により混雑する可能性があるため、なるべく事前に指定席を予約してほしいと呼びかけている。
JR西日本は山陽新幹線に関して、定員201万5,000席に対し予約席数18万4,200席(前年比90%)と発表。北陸方面の在来線は定員11万6,400席に対し、予約席数1万7,300席(前年比88%)、北陸新幹線は定員40万600席に対し、予約席数4万8,800席(前年比163%)、関西空港方面の在来線は定員3万席に対し、予約席数1,200席とした。JR西日本の新幹線全体では、指定席提供席数244万6,000席(前年比77%・前々年比79%)に対し、予約席数23万3,000席(前年比100%・前々年比21%)とのこと。
JR四国は特急列車と快速列車に関して、提供席数15万6,000席(前年比79.4%・前々年比75%)に対し、予約席数1万4,000席(前年比105.2%・前々年比29.9%)と発表。JR九州は九州新幹線に関して、予約可能席数30.5万席(前年比81.6%・前々年比80.5%)に対し、予約席数3万5,000席(前年比101.7%・前々年比25.8%)と発表した。
JR東日本は新幹線全体の予約可能席数233万席(前年比80%・前々年比79%)に対し、予約席数31万席(前年比144%・前々年比28%)、在来線全体の予約可能席数149万席(前年比85%・前々年比84%)に対し、予約席数8万席(前年比119%・前々年比30%)と発表している。おもな新幹線の予約状況として、東北新幹線は15万席(前年比148%・前々年比28%)、上越新幹線は4万3,000席(前年比133%・前々年比28%)、北陸新幹線は8万8,000席(前年比155%・前々年比32%)とのこと。特急「成田エクスプレス」など総武本線の予約状況は4,000席(前年比106%・前々年比25%)となった。
JR北海道は北海道新幹線に関して、予約可能席数22万3,052席(前年比90.7%・前々年比88.9%)に対し、予約席数1万7,872席(前年比127.6%・前々年比28.3%)、北海道内の在来線は、予約可能席数8万7,476席(前年比54%・前々年比51.3%)に対し、予約席数1万2,934席(前年比98.2%・前々年比34.9%)と発表した。