鈴木演じる喜多見や、賀来賢人演じる音羽尚ら、先輩医師からいろいろ学びながら成長していく比奈。中条自身も、鈴木や賀来らから刺激を受けていると言い、「みなさんいろんな経験をされていますし、演技も見ていて本当に勉強になるので、日々盗めたらいいなと思っています」と語り、「たくさん質問しています」とも。鈴木に対して手術シーンの演技などについて相談しているそうで、「『こういう風に動かすとそれっぽく見えるよ』などとコツを教えてくれます」と明かした。

また、座長としての鈴木を絶賛。「『喜多見さんの役は鈴木亮平さんにしかできないね』ってみんなで話しています。セリフの量もハンパないですし、技術的にも誰よりも大変なんですけど、現場ではいつも穏やかで、場の空気を締めるときはキュッと締めるオーラを放つ方で、メリハリがある。普段は本当にみんなに優しくて、どうやったらそんな大らかな性格になれるんだろうってくらい、神レベル。神様なんじゃないかなって思います」と尊敬の眼差しを向ける。

鈴木とは女優デビュー作の『黒の女教師』(2012年)以来、約9年ぶりの共演。当時のことはお互いほとんど記憶がないそうだが、「2話が完成したときに亮平さんは『すごく良かったよ。きっとたくさんの人が共感してくれると思う』とおっしゃってくださって、今日も『比奈はどんどん成長してきている』と言ってくださいました」と本作での励ましに喜びつつ、「9年前よりは成長していたいなと思います」と笑顔を見せた。

そして、「この作品は私の中でも一番大変な作品」と言い、そんな挑戦の中で成長を実感。「比奈と一緒で、最初はついていけるのかなと不安な気持ちがありましたが、比奈と一緒に成長できているのかなと。2話で比奈が成長しましたが、私も比奈の回を乗り越えたことで、怖いとか不安だなという気持ちよりも、もっと医療のことを学びたい、もっとみんなの役に立ちたいという前向きな気持ちになりました」と心境の変化を明かし、「この作品を乗り越えられたら何でもできる気がします。っていうくらい大変です」と笑った。

最後に、「比奈が一人前になろうと成長する姿、みんなの力になっていこうと頑張る姿、誰かのために頑張れる強さを見ていただけたらと思います」と視聴者にメッセージ。比奈と中条の奮闘に今後も注目したい。

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