京都鉄道博物館は13日、JR西日本の営業路線とつながった引込線を活用した現役車両の展示として、今年度中の引退が決定しているJR西日本保有の配給車「クル144・クモル145」の特別展示を8月6~18日に開催すると発表した。

  • 配給車「クル144・クモル145」

配給車「クル144・クモル145」は、工場から車両基地へ車両の部品等を運ぶ役割を担ってきたが、トラック輸送などへの切り替わりにより、今年度中の引退が決定している。今回展示する「クル144-15」「クモル145-1015」2両の引退をもってJRグループの配給車はすべて引退となり、一般向けとしては最後の展示になる予定だという。

展示に合わせた関連イベントとして、「クル144・クモル145」が館内に入線する様子を公開(8月6日14時30分から)するほか、荷台からの配給物の積み下ろし実演(8月8日の11時・14時から)、「クモル145」の行先方向幕を回して連結器の切替えを行う幕回し・双頭連結器の実演(8月7・8日の13時・15時から)、架線から電気を取り込むパンタグラフの上昇シーン公開(8月7日13時30分から)、出線シーンも見学できる展示最終日開催の「お別れセレモニー」(8月18日14時から)が行われる。

  • 入線シーン公開イメージ

  • 配給物積み下ろし実演イメージ

  • パンタグラフ上昇シーン公開イメージ

入館券と「クル・クモルさよなら展示記念」オリジナルクリアファイル2枚をセットにした「グッズ付き入館券」(一般1,800円、大学生・高校生1,600円、中学生・小学生1,100円、3歳以上の幼児800円)を8月1日0時から9月30日16時30分まで、「グッズ付き入館券」と運転台・荷台などを5分間見学できるチケットのセット「車両貸切見学&グッズ付き入館券」(一般4,700円、大学生・高校生4,500円、中学生・小学生4,000円、3歳以上の幼児3,700円)を8月1日0時から車両貸切体験時間(8月12~17日)まで、それぞれ遊び予約サイト「アソビュー!」から販売される。