女優の比嘉愛未が12日、フジテレビ系ドラマ『推しの王子様』(15日スタート、毎週木曜22:00~ ※初回15分拡大)の第1話完成報告会に出席し、緊急登板となった今作の挑戦について語った。

  • 比嘉愛未=フジテレビ提供

乙女ゲームの制作会社社長・日高泉美(比嘉)が、突然目の前に現れた推しキャラクターそっくりの五十嵐航(渡邊圭祐)を理想の男性に育てるため奮闘する姿を描く同ドラマ。当初主演を務める予定だった深田恭子の病気療養による降板を受け、オファーからクランクインまで1週間もなかったため、「役作りというものが、ある意味初めてできなかったんです」という。

それでも、「(役作りを)しなくて良かったなと、今では思います」という比嘉。「ガチガチに固めてしまって作品に入るよりは、柔軟にみんなとのセッションを楽しめるような状況が最初からできていたんです。そして、初日から『このチームだったら大丈夫だ』という安心感があって、そこはみんなを信じて、自分の体と心を使って、泉美のセリフを、心を届けたいなと思ったので、すごくナチュラルに役に入れたような気がします」と振り返った。

日高泉美というキャラクターについて、「私自身が好きだと思えたので、その尊敬だったり好きっていう気持ちが、自分にスーッと入ったような感覚で、演じるというよりも泉美として生きようという感覚で挑みました」と、愛情を語る比嘉。

「仕事やプライベートなどいろんな悩みを抱えている等身大の女性なので、すごく魅力的なんです。葛藤しながらも前へ成長するために奮闘する姿だったり、乙女ゲームが大好きな情熱とか、好きなものに対するひたむきな真っ直ぐさや仲間への愛情といったものがすごくピュアなので、演じていて泉美から与えてもらう感情や気付きがたくさんあって、毎日が本当に幸せです。泉美を演じられて贅沢な日々ですね」と、充実の様子を見せていた。