フリーウェイジャパンは7月5日、小企業/零細企業を対象とした「夏のボーナス実態調査」の結果を発表した。調査期間は2021年6月15~21日、調査対象は小企業/零細企業の従業員253人、代表取締役81人。

55.6%が「夏ボーナスの支給見込みが立っていない」

  • (夏ボーナスの)支給額はいくらですか? フリーウェイジャパン調べ

経営者に夏のボーナスの支給予定を尋ねたところ、「支給予定なし」が53.1%と最も多かったほか、「未定」も2.5%となり、計55.6%が支給の見込みが立っていないことが判明。昨年の冬ボーナス時(40.0%)と比べると、15.6ポイント増加した。

ボーナスが支給された・支給予定で金額を把握している従業員に支給額を聞くと、「10万円~20万円未満」が21.3%で最多。次いで「20万円~30万円未満」が17.0%、「30万円~40万円未満」が12.8%などとなり、「10万円~30万円未満」が全体の4割近くを占めた。

ボーナスの使い道については、1位「預金・貯金」(43.2%)、2位「借金・ローンなどの返済」・「生活費」(各12.8%)、3位「投資・資産運用」(10.6%)」と、将来に向けた貯金・貯金や投資にボーナスを割り当てている人が多いことがわかった。

夏のボーナスの支給額に対する評価については、「納得している」が40.4%、「やや納得している」が21.3%と、「コロナ禍の経済停滞を踏まえた今回の支給額に納得している従業員が多い」(同調査)結果となった。

経営者に今冬のボーナスの支給見込みを質問したところ、「立っていない」が46.9%、「わからない」が32.1%となった一方、「立っている」は21.0%にとどまった。従業員についても、今冬のボーナスの支給に「期待できない」と答えた割合が78.3%を占めた。