ABCテレビ・テレビ朝日系の次世代スター料理人発掘番組『ザ・プレミアム・モルツ presents DRAGON CHEF 2021』決勝戦が4日に放送され、北海道代表・フレンチの下國伸シェフが初代チャンピオンに輝いた。

  • 左から須賀洋介シェフ、下國伸シェフ、山里亮太 (C)ABCテレビ

同番組は、ABCテレビと吉本興業がタッグを組んで制作している“料理人のM-1グランプリ”。優勝賞金1,000万円を目指し、日本全国から761人の料理人が集まった。決勝戦は、下國シェフと福岡代表・山下泰史シェフのコース料理対決に。料理には、前菜が千葉県産の甘みの強い完熟トマト、メインは北海道産の極上の豚肉、デザートは宮崎県産の糖度が高いマンゴーと、それぞれテーマ食材が設けられた。下國シェフの料理へは、審査員から「不思議な味がしますね。色んな味が次々とする前菜ですね」(冨永愛)、「一個一個ちゃんと味がするし、構成力がすごいのかな。すごい美味しい」(YOU)とコメントが。

優勝決定後、MCの山里亮太(南海キャンディーズ)から「この喜びを誰に伝えたいか」と聞かれた下國シェフは「正直もう言葉になりません。支えてくれた方々皆にお礼を言いたいと思います」と、涙を浮かべた。

下國シェフは収録後のインタビューで、総監督を務めたフレンチシェフの須賀洋介氏にかけられた思い出の言葉について「『下國君、こんなもんだっけ』。あの言葉で、自分は絶対このままじゃダメだ。DRAGON CHEFという大会だけじゃなく、料理人として、もっともっと頑張って成長しないと と思いました。だからこそ、この大会に出て、須賀洋介シェフと出会えて、そこが一番うれしいです」と振り返る。

優勝賞金1,000万円の使いみちは「やっぱり食の未来に使いたい。例えば、僕が何か次やることへの資金だったり、今働いているお店での資金だったり、とにかく食に関わる何かに使いたいと思っています」と夢を膨らませた。

そんな下國シェフへ、山里は「これからDRAGON CHEFがずっと続いていくためには、初代がスゴいっていうのが大前提です。DRAGON CHEFがずっと皆から憧れられる、DRAGON CHEFに出れば人生変わるんだって思って貰えるようになるには、これからの下國さん次第。今からまた新たな挑戦が始まったと思って、がんばって頂きたいと思います」と激励した。