ネストエッグはこのほど、「夏のボーナス・お金に関する調査」の結果を発表した。同調査は6月18日~21日、同社が運営する自動貯金アプリ「finbee(フィンビー)」のユーザー男女1,528名を対象に、インターネットで実施した。
コロナ禍以後(2020年以後)のお金に対する考え方(資産形成、消費スタイル、フィンテックサービス)に変化があったか尋ねたところ、62.9%が「変化があった」「やや変化があった」と答えた。年代別に見ると、20代では約7割が変化があったと回答しており、年代が若いほど、お金に対する考え方に変化を感じていることがわかった。
変化があった人に、消費スタイルに関する考え方の変化について聞くと、支払い方法の「現金よりもキャッシュレス決済意向」が46.3%で最も多かった。次いで、「目先のことよりも将来にお金を残したい」(44.8%)、「節約するもの、お金をかけるもののメリハリをつけたい」(42.1%)、「価格よりも品質を重視」(29.8%)となり、長期的なスパンで消費を考える傾向にある。
「考え方に変化があった」と回答した人に、資産形成に関する考え方の変化を尋ねると、「貯金額を増やしたい」が67.8%で突出して多かった。以下、「投資に興味」「家計の収支把握」がそれぞれ3割強で続いている。
コロナ禍以後に、興味・関心を持った投資について聞くと、「つみたてNISA」(40.4%)が最も多かった。一方、新たに始めた・比率を増やしたものでは、利用ハードルが低いこと影響してか、各社のポイントを使った「ポイント投資」16.0%)が多い。
コロナ禍以後に使い始めたフィンテックサービスは、「スマートフォンでの決済」(44.4%)が最も多く、「貯金アプリ」(41.9%)、「個人資産管理アプリ(家計簿アプリなど)」(22.4%)が続いた。
夏のボーナスの支給有無について聞くと、「支給あり」は58.0%、「なし」は33.7%だった。支給額は20万~40万円が27.3%と最も多い。
夏のボーナスの使い道について尋ねたところ、「貯金・預金」(74.0%)が最も多かった。2位は「生活費の補填」(31.3%)、3位は「ローンや借入の返済」(22.7%)となっている。「貯金・預金」と回答した人の預貯金にあてる平均金額は27万6,778円だった。
夏ボーナスにおける「預貯金比率を増やす」人を年代別に見ると、20・30代が40代以上と比較して10ポイント高く、若年層に「貯金」志向が高い傾向にあることがわかった。