タスキは6月28日、金融資産総額が1,000万円以上の個人投資家を対象とした「投資に関するアンケート」の結果を発表した。調査期間は2021年4月30日~5月12日。

金融資産総額、「5,000万円以上」は5割超

  • 世帯の金融資産総額

世帯の金融資産の総額を尋ねると、「1,000万円~3,000万円未満」が31%で最多。次いで「1億円以上」が28%、「5,000万円~1億円未満」が25%、「3,000万円~5,000万円未満」が16%と続き、半数超の53%が「5,000万円以上」と回答した。

現在投資している種類は、1位「株式」(78.1%)、2位「投資信託」(71.9%)、3位「不動産」(50%)、4位「債券」(31.3%)、5位「FX」(25%)となった。

投資先を決定する際に注目する要素を聞くと、「収益性」が78.1%トップ。以下、「安定性(低リスク)」が68.8%、「成長性」が53.1%と続いた。

「ESG投資」という言葉の認知度については、72%が聞いたことが「ある」と回答。投資先を決定する際に「ESG投資」の分析・評価方法に興味があるか問うと、約半数の44%が「ある」と答えた。同調査では、「投資家の判断材料として『社会貢献性』の存在感が増している」と分析している。

コロナ禍での資産状況を質問すると、「変わらない」が66%、「増えた」が31%となった一方、「減った」はわずか3%だった。

今後の投資方針については、「投資割合を増やして資産を増やしたい」が69%、「現状維持」が31%、「減らしたい」が0%となった。