6月23日に最新写真集『PEACH GIRL』を発売した、内田理央。今年9月に30歳を迎える彼女にとって、20代ラストの写真集となった。モデル業もさることながら、近年は女優としての活躍が目覚ましい。ドラマ『おっさんずラブ』、『逃げるは恥だが役に立つ』、『海月姫』、『掟上今日子の備忘録』、『レンアイ漫画家』……と話題作への出演が絶えず、昨年は舞台初主演も務めた。肩書きを「女優」とされることも珍しくなくなってきたが、本人は「いまだに慣れない」と赤面する。そんな内田に目指す女優像、そして30歳目前の心境を聞いた。

  • 内田理央

本格的に女優デビューを飾ったのは2014年放送の特撮ドラマ『仮面ライダードライブ』。ヒロインを演じたことで注目された。翌年、ファッション誌『MORE』(集英社)専属モデルの起用も決まり、モデル・タレントとしての活動にも注力。女優1本ではないためか「女優」と呼ばれるとむずがゆい。

「そう呼んでいただけてありがたい、という感じが強いです。女優のお仕事はこれからも頑張りたいし、軸になっていくもの。今後も一番力を入れて頑張りたいなと思っているのですが、いざ女優と呼ばれると、まだ実感が湧かないというか…。すぐ慣れると思っていたけどいまだに照れますね。『私なんぞ…』と思ってしまうんです。自分の中での自分のイメージがグラビアアイドルとかタレントのほうが強いからかも」。

目指す女優像についても「実はあまりないんです」という。「私の場合、いろんなお仕事をいいバランスで挑戦させてもらっている。『女優さんなんだからそんなに脱がなくていいんじゃない?』という声をいただくこともあるのですが、『誰が決めたの?』って。いろんなことをチャレンジすることはいいことだし、コレだからこうしなきゃ、みたいなのは違うかなと。枠にとらわれず、トライできることはトライしたい。年齢、性別、肩書きに関係なく、従来の女優さんのイメージよりもっと崩した形で頑張りたいんです」とマイペースであり、それでいて揺るぎない意志を感じさせた。

『仮面ライダードライブ』から約7年。さまざまな作品に出演してきが、ここ最近で印象に残っている作品に、自身が主演を務めたテレビ東京のドラマ『来世ではちゃんとします』(2020年1月期)を挙げる。同作では5人のセフレがいる性依存女子を好演。性をこじらせた現代の女性を精いっぱい体現した。

「過激な内容を扱うので、最初は出演するか悩んだ。でもプロデューサーが女性で、『女の子のリアルを描きながら共感を得たい』と、私と考えていることが同じで。さらに原作への愛を感じられたので、一緒に作ることを決めました」と振り返る。戦々恐々の出演となったが、反響は上々。「見てくださった方は20代から30代の女性が多いと聞いて、ピンポイントに伝わったんだと達成感がありました。シーズン2の製作も決まり、今撮影中なんです。続編決定は私の中でとてもうれしくて、やってよかったと思いましたね」と満面の笑み。役者として自信を得たようだ。