映画『唐人街探偵 東京MISSION(原題:唐人街探案3)』(7月9日公開)の公開直前イベントが24日に都内で行われ、妻夫木聡、鈴木保奈美、浅野忠信、三浦友和が登場した。
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左から浅野忠信、妻夫木聡、鈴木保奈美、三浦友和
同作は中国の大ヒット映画。国際的に事件を解決してきたチャイナタウンの探偵コンビ、タン・レン(ワン・バオチャン)とチン・フォン(リウ・ハオラン)が、日本の探偵・野田昊(妻夫木聡)から難事件解決への協力を依頼されて東京に飛び、東南アジアのマフィアの会長の密室殺人事件で、犯人として起訴されたヤクザの組長・渡辺勝(三浦友和)の冤罪証明に挑む。他トニー・ジャー、長澤まさみ、染谷将太、鈴木保奈美、奥田瑛二、浅野忠信、シャン・ユーシエンが出演する。
三浦が「詳しくは知らないけど、日本の大作の10倍くらい製作にかけているらしい」と言うとおり、大規模な作品となっており、妻夫木は「見たことのない機材が多かったです。空港のシーンで1週間くらい撮影してたんですが、プログラミングをパソコンでして、カメラがその通り動くとか、1千万くらいあるドローンのカメラを使ったりとか。散々撮った割にあんまり本編で使ってない、みたいなお金のかけ方」としみじみ。「渋谷のセットは、最初監督は貸切にしたいと言っていて、『無理でしょ』『どうしても渋谷のシーンは入れたいんだ』『作っちゃえ』ということになって、1億円以上使って渋谷のセットを足利に作り、そのまま残して日本映画に貢献されてますけど、それくらい日本とは違う規模感でやられてました。映画のためならいくらでも使うぞという気概を感じました」と明かした。
鈴木も「中国側のスタッフの皆さんが、若くてものすごく才能があって、仕事のできる方達ばっかりたくさんいた」と振り返る。「若くてできる人がいっぱいいるんだということに驚いた、とても感動しました。その方達が撮影の合間に色々お話ししたりしていくと、本当に日本のこと大好きで尊重してくださって、個人個人でもっと仲良くなりたいなという面白い方達ばっかりで、短い期間だったんですけど、気持ちが馴染むことができて、今この場に中国のスタッフがいないのが不思議な気がするくらいです」と絶賛した。
思い出に残ってるシーンについて聞かれると、妻夫木は「聖闘士星矢のコスプレをしているんですけど、プライベートでは絶対にすることがなかったと思う」と挙げる。「秋葉原も行ったことなくてどういう街かもわからなかったけど、本当に人を楽しませる街で、役を通じて完璧なコスプレをさせてもらったので、楽しかったです」と笑顔に。「コスプレだけのために(スタイリストの)伊賀大介さんが入ってるんですよ。なんで伊賀さんを知ってたのか……伊賀さんが聖闘士星矢を作れると思ったんでしょうね」と苦笑していた。
