ほとんど毎日家飲みするようになったこの1年。近所の酒屋、スーパー、コンビニに置いてある商品だけでなく、全国各地の酒をお取り寄せして楽しむようになってきた。特に最近ハマっているのが焼酎。焼酎といえば、やっぱり九州だ。今回は鹿児島の酒造メーカー・薩摩酒造株式会社が発売している”燻した”さつまいもを原料に仕込んだ本格芋焼酎「燻枕崎(いぶしまくらざき)」で晩酌してみた。

  • 鰹節のスモーキーな香りが感じられる本格芋焼酎「燻枕崎」でじっくりと晩酌を楽しんでみた

枕崎の空気を詰め込んだ本格焼酎

薩摩酒造の本社が位置する鹿児島県枕崎市は、温暖な気候で海と山に囲まれた自然豊かな地域。300年以上の歴史を持ち日本一の生産量を誇る鰹節と、古くから薩摩地方に伝わ る薩摩焼酎造りの盛んな街として知られている。市内には40軒以上の鰹節屋が点在しているそうで、温泉街のようにあちこちで鰹節を燻す煙が立ちのぼっているため、かつおだしを思わせる芳醇な香りがほんのりと街全体に広がっているという。

「燻枕崎」は、そんな情景が思い浮かぶような、「枕崎の空気を詰め込んだ本格焼酎」を届けたいとの想いから、開発がスタート。枕崎市で60年余りの歴史を持つ鰹節屋「金七商店」と共におよそ2年間の試行錯誤を重ね、枕崎水産加工業協同組合もプロジェクトに加わり誕生した本格焼酎だ。「焼酎」と「鰹節」という、枕崎に伝わる2つの食文化を融合させ、歴史と伝統を活かしつつ新しい味を生み出すという、近年ブームの「ニューウェーブ焼酎」の流れがここにもあるようだ。

  • 家飲みだけでなく贈答用にも最適な「燻枕崎」は数量限定で薩摩酒造公式通販サイト「白波通販ショップ」にて発売中

300年以上に渡り育まれてきた鰹節を燻す技術を、薩摩地方に古くから伝わる焼酎造りに融合させ、“鰹節の香りを焼酎に加える”ことは薩摩酒造にとっても新たな挑戦だったという。実際に開栓してみると、燻された香りを感じることができた。まずはロックで飲んでみると、口当たりはとてもまろやかで、燻された香りがありながらも意外と芋焼酎独特のまったりとしたクセがそれほどなくて飲みやすい。鰹節の風味を感じながらじっくり味わうにはロック、またはお湯割りがおすすめ。また、筆者はロックの後に炭酸水で割って飲んでみたのだが、さっぱり爽快な飲み心地で、夏の暑い時期にはこれで楽しみたいと思った。チーズやナッツをおつまみにして、おうち時間にゆっくり晩酌したい焼酎だ。

  • まずはロックで飲んでみた

  • 炭酸水で割って飲めばこれからの暑い季節にもぴったりな爽やかさ

ちなみに、ラベルデザインの墨色の背景にうっすら浮かぶ煙は、枕崎の市中に立ち上る燻煙をイメージ。鰹節は、「勝男武士(かつおぶし)」と、昔から縁起の良いものとされており、特別な人への贈り物としても選んでほしいと願いが込められているという。家飲みだけでなく贈答用にも最適な「燻枕崎」は、2021年6月7日(月)より数量限定で、薩摩酒造公式通販サイト「白波通販ショップ」にて発売中。