明石市と山陽電気鉄道は23日、東経135度線が日本標準時子午線に制定されてから135周年を迎えることを記念し、明石市立天文科学館と山陽電気鉄道のコラボレーションイベントを7月3日から開催すると発表した。135周年記念ロゴで装飾された電車「シゴセンゴー」も運転される。
「シゴセンゴー」は昨年11~12月にも運行され、今回は2編成を使用。6000系4両編成による「シゴセンゴー ブルー」は7月3日から9月30日頃まで、5000系6両編成による「シゴセンゴー レッド」は7月6日から9月30日頃まで運行され、それぞれヘッドマークを前後1カ所、ドア横ステッカーを各車両2カ所掲出する。「シゴセンゴー ブルー」のみ、135周年記念ロゴマークをあしらったデザインの中吊りポスターでジャックする。
「シゴセンゴー レッド」は山陽姫路駅から神戸三宮駅(阪神・阪急)までの区間で、S特急・普通として1日最大5往復程度を運行。「シゴセンゴー ブルー」は山陽姫路駅から大阪梅田駅(阪神)までの区間で、直通特急として1日最大5.5往復程度を運行する。
今回のコラボレーションイベントでは、明石市内にある日本標準時子午線のモニュメント7カ所を手持ちのスマートフォン(iPhoneまたはAndroid)片手に巡るデジタルスタンプラリーも7月3日から9月30日頃まで実施。スタンプを5つ以上集めると、天文科学館で135周年記念ロゴのオリジナル缶バッチがプレゼントされる。
7月2日には、日本標準時子午線が通る日本で唯一の駅、人丸前駅の名誉駅長にオリジナルキャラクター「シゴセンオー」が就任。7月3日からは、人丸前駅駅改札口前に制定135周年を記念したパネルが設置される。人丸前駅・山陽明石駅までの往復きっぷと、天文科学館観覧券・オリジナルグッズ引換券がセットになった「明石市立天文科学館きっぷ」も7月3日から販売開始し、山陽電車各駅の自動券売機で発売される。