学情は6月18日、「テレワーク」に関する調査結果を発表した。調査は5月17日~6月8日、同社運営のサイト「あさがくナビ2022」を利用する2022年3月卒業(修了)予定の大学生・大学院生を対象にWebで行われ、482名から有効回答を得た。

  • テレワークの制度を利用したいですか?

    テレワークの制度を利用したいですか?

入社先の企業に「テレワーク」の制度があった場合、「テレワークの制度を利用したいですか?」と質問したところ、58.7%が「利用したい」と回答。「どちらかと言えば利用したい」と回答した学生と合わせると、テレワークの利用意向がある学生は82.4%にのぼり、「コロナ禍が続く場合、出社と並行してテレワークもできると安心だと思う」「通勤時間がなくなれば、仕事に使える時間が増えると思う」といった声が挙がった。

一方、「利用したくない」「どちらかと言えば利用したくない」と回答した学生は7%。理由を尋ねると、「テレワークだけでは、上手く伝わらないこともあると思う。先輩が入社してすぐにテレワークになり、苦労しているという話も聞いている」「上司や先輩に相談をしたり、アドバイスをもらうのが難しそう」といった声が寄せられた。

  • 「テレワーク」を実施したい頻度

    「テレワーク」を実施したい頻度

「テレワーク」実施頻度については、「週に3~4回」(33.2%)や「週に1~2回」(27.4%)という声が多く、「毎日」という回答は13.8%に留まる結果に。

また、19.1%の学生が「入社後、仕事に慣れてから実施したい」とも回答しており、「業務に慣れ、会社の雰囲気を掴めるまでは、対面でコミュニケーションを取りたい」「新入社員のときから、テレワークで仕事を進められるのか不安を感じている」など、入社してすぐに「テレワーク」を実施することに不安を感じる学生が多いことが分かった。

  • 「テレワーク」のイメージ

    「テレワーク」のイメージ

次に、「テレワーク」のイメージで近いものを選んでもらったところ、「柔軟な働き方ができそう」(61.5%)や「住む場所の自由度が高くなりそう」(52.8%)など、ポジティブな回答が上位に。

しかしながら、3番目には「上司や同僚とのコミュニケーションが難しそう」(45.1%)が続き、「働き方」や「住む場所」を柔軟に選択できることに好感を持つ学生が多い一方で、「コミュニケーション」の面では不安や課題を感じる学生が多いことがうかがえる結果となった。