PGF生命(プルデンシャル ジブラルタ ファイナンシャル生命保険)は6月17日、「2021年の還暦人(かんれきびと)に関する調査」の結果を発表した。調査期間は2021年4月26~28日、調査対象は2021年に還暦(60歳)を迎える1961年生まれの個人、有効回答は2,000人。

平均貯蓄額、前年比52万円減

  • 現段階の貯蓄額

59歳時点で就労をしている・していた人に、還暦以降、何歳まで働きたいか尋ねたところ、65歳以降も働きたいと思う人は78.3%、70歳以降も働きたいと思う人は36.5%となった。

現段階の貯蓄金額(配偶者がいる場合は夫婦2人分)を聞くと、4人に1人にあたる25.0%が「100万円未満」と回答。次いで「500~1,000万円未満」が12.2%、「100~300万円未満」が10.7%、「1,000~1,500万円未満」が10.6%、「1億円以上」が9.0%と続き、平均は3,026万円だった。

前年と比較すると、貯蓄額の平均は2020年(3,078万円)から52万円の減少、「100万円未満」と答えた割合は2020年(20.8%)から4.2ポイント増加した。

日常生活ではテレビよりスマホが欠かせないかとの問いに、「あてはまる」と答えた人は50.1%。また、買い物では現金決済よりキャッシュレス決済をすることが多いかとの質問に、「あてはまる」とした人は68.0%に上った。

自身が経験した"バブル時代ならでは"と思えるようなエピソードについては、「就活の面接での最初の質問が『内定を出してもいいですか?』だった」「会社の社長の誕生日に海外アーティストを呼んでパーティーをした」「ボーナスで1,000万円もらった」「金曜日の仕事終わりに成田へ行き、週末は旅行していた」といったものが寄せられた。