JR貨物は15日、機関車・貨車等の検査・修繕履歴の管理をリアルタイムに行い、故障履歴などのデータを蓄積・解析することで安定輸送や適切な保守コストの導入を図ることを目的に車両管理システムを改修し、6月からフォークリフトやトップリフターの荷役機械についても検査・修繕管理できる機能の運用を開始したと発表した。

  • 車両管理システムの運用イメージ

これまで全国に点在する営業用車両の検査計画や検査結果など、各区所で紙の記録を残し、各区所で管理していた。2018年10月に導入された車両管理システムでは、検査担当がタブレッド端末から入力し、車両台帳、検査計画、検査結果、修繕内容把握、稼働実績、故障実績などのデータをリアルタイムで把握し、一元的管理を可能としている。

荷役機械についても同等の機能を導入し、全国の機関区・車両所・貨物駅にある機関車や貨車からフォークリフトまで、すべての営業用車両について日々の検査進捗・検査結果・故障情報・修繕内容等のデータが同一システム内にてリアルタイムに一元管理可能となり、さらなる営業用車両の運用効率の向上や故障傾向分析の深化による保守コストの最適化をめざすとのこと。