エキストラ出演が趣味という現役医師が、ドラマ撮影の現場で自分が医師であることを名乗り出たところ、思わぬ展開になってしまった……。そんな投稿がTwitterで話題となっています。どのような出来事が起こったのでしょうか。

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めいぷる(@maple2692)さんは今年で17年目になる現役の医師。救急科・麻酔科や救命センターでの勤務を経て、現在は訪問診療(内科・外科)を専門に行っています。忙しい仕事の合間を縫って、ドラマなどのエキストラ出演をするのが趣味というめいぷるさんですが、ある日予想もしない出来事が撮影の現場で起こります。

僕はエキストラとしていくつかドラマに出演していた頃があるのですが、あるとき「現役医師探してます」とあったので喜んで立候補したらスタッフが僕を見て「うーん…」と悩んだ結果、まったく医療に関係ない隣のおじさんが選出されて、唯一本物医者だった僕は病気で検査に来た患者役に選抜されました
めいぷる(@maple2692)より引用

リアリティを求めているのか、「現役の医師の方はいませんか?」という呼びかけに、まさに自分のことだと手を挙げたというめいぷるさん。でも実際に選ばれたのは、本物の医師であっためいぷるさんではなく、全然医療に関係のないおじさんでした。

この投稿に、「一生ネタにできますね」「演技をさせたらどの役者さんよりも上手だったでしょうに!」「エキストラあるある」といったコメントが多数寄せられました。結局、めいぷるさんが演じたのは患者役。どんな設定の患者さんっだったのでしょうか。

僕が選ばれたのは、病気で検査に来た爽やかで優しいイケメン患者役だったと思います。多分そっちの方が適役だったのでしょう。納得です。
めいぷる(@maple2692)より引用

スタッフがめいぷるさんを見て「うーん……」と何を思ったのか気になるところですが、「世間のイメージする医師像と実際は違うよってことですね」「昔、(当時の)おじいちゃん先生が『医者じゃない奴ほど医者らしくみえる』と言っていた」というコメントも。医師といっても、スーパードクター系、町医者系、ヤブ医者系、新人医師系とイメージはさまざま。めいぷるさんのイメージとスタッフが求めていた医師役のそれとはギャップがあったのでしょうね。

予想外のオチのエピソードに、多くの反響があった今回の投稿。ツイ主のめいぷるさんに話を聞きました。

――エキストラで募集されていたお医者さんはおじさんが選ばれたそうですが、どのような役どころだったのでしょうか?

めいぷるさん:病院内を歩くお医者さんという役回りだったと思います。具体的には「白衣の戦士!」というドラマで中条あやみさんなどの主演です。

――これまでにエキストラでどのような役を経験されましたか?演じて楽しかった役があれば教えてください

めいぷるさん:エキストラは趣味でしたので、下町ロケット、白衣の戦士!、MIU404、テセウスの船などに参加させていただきました。

めいぷるさんによると、「どれもエキストラにしてはでかでかと画面に登場させていただきました」とのこと。どれも人気ドラマばかりなので、実はめいぷるさんを画面越しに見ていた……という人も多そうですね。

「その他大勢」とはいえ、数秒でも違う人物になれ、ドラマ撮影の現場にも立ち会えるエキストラ。医療の現場とは異なる緊張感もあり、こうした趣味を通して激務の日常のリセットをしているのかもしれませんね。