人気デュオ・ゆずが10日、YouTube公式チャンネルにて新曲「NATSUMONOGATARI」(配信中)のミュージックビデオ(MV)をプレミア公開。同曲の配信ジャケット写真に続き、女優の石原さとみが17年ぶりにゆずのMV作品に出演していることがわかった。

  • 石原さとみがゆずの新曲「NATSUMONOGATARI」のミュージックビデオに出演

「NATSUMONOGATARI」は、2004年に発売され、ファンから根強い人気を誇る楽曲「桜木町」のアフターストーリーを描いた作品。石原は、「桜木町」が収録されたゆず20枚目のシングルCD「桜木町/シュミのハバ/夢の地図」のジャケット写真に登場し、「桜木町」のMVにも出演。先日、配信リリースと同時に「NATSUMONOGATARI」のジャケット写真が公開されると、17年ぶりの”ジャケ写登場”に、驚きと感動の声が多数あがっていた。

MVでは、石原演じる主人公の女性が、過去に交際していたパートナーとの思い出を辿るかのように、楽曲の舞台になっている神奈川・横浜の桜木町エリアを散策。過去と現在が交差し、懐かしい景色と共に思い出される記憶を振り返りながら、悲しみを乗り越えて一歩前に進んでいくストーリーが描かれる。

映像監督の池田一真氏がメガホンをとった本作の映像は、過剰な説明や補足要素は入れず、全編にわたり石原の表情をメインに撮りきったドキュメンタリー風ムービー。ロングヘア(過去)とショートヘア(現在)で異なる顔を見せる石原が、素の表情を垣間見せる“セルフメイク”や“料理シーン”が収められているほか、終盤には堪えていた感情を爆発させた “号泣シーン”も。石原の迫真の演技によって、楽曲の世界観やストーリーがより具現化されている。

「NATSUMONOGATARI」は、切ないピアノの旋律を中心に構築されたソリッドなバンドサウンドと、ゆずの特徴であるアコースティックギターと二人のエモーショナルなハーモニーが融合。曲中には「桜木町」のイントロやメロディ、“手を振るよ”といった歌詞など、「桜木町」の楽曲が随所にサンプリング。過去を振り返りながらも未来を見据え前に進んでいく、横浜を舞台にした”切ない夏のラブソング”となっている。