「恋人が欲しいけど出会いがない」という方は、男女問わず多いのではないでしょうか。

昨今では出会いの場としてマッチングアプリが主流になっており、多くの人が恋人を見つけています。大勢の人が使っているマッチングアプリですが、どれくらいのお金をかけているか気になりませんか?

そこで、マッチングアプリを使用したことのある男女221名を対象に、「月額どのくらい使ったか」というアンケート調査をしました。

また「コロナ禍によってマッチングアプリの使い方が変わったか」という調査も実施したので、ぜひご覧ください。

調査期間:2021年5月14~17日
調査方法:ネットリサーチ
調査対象:マッチングアプリを使用したことのある20代~50代の男女221名
実施:ポート株式会社(マネット編集部)

  • 回答者の割合

女性は無課金が大半、男性は5,000円未満

まずは、このアンケート調査のテーマでもある、マッチングアプリにかけた金額(月額)についてです。

男性の場合、マッチングアプリにかけた月額は「1円~3,000円未満」という回答が最も多くなりました。

女性の場合、マッチングアプリにかけた月額は「0円」という回答が最も多くなりました。これはマッチングアプリの料金形態によるもので、女性はマッチングアプリを使用しても、無料で恋人と出会っている方が多いようです。

マッチングアプリで恋人ができた人は、男性30%、女性48%

「マッチングアプリで恋人ができましたか?」という質問に対して「はい」と回答した人は、男性は86人中26人(約30%)、女性は135人中66人(約48%)となりました。 これにより「マッチングアプリで恋人ができやすいのは女性」という結果になりました。

ここまでの内容から、女性はお金をかけずともマッチングアプリで恋人ができる可能性が高く、男性はお金をかけても恋人ができない可能性が大いにあるという事が見えてきます。

マッチングアプリで会った合計人数は、男女ともに2~3人

「マッチングアプリで会った合計人数は何人ですか?」という質問では、男性の場合「2人」という回答が最も多くなりました。平均にすると3.6人(小数点第2以下切り捨て)と会っていることになります。

女性の場合でも「2人」と回答が最も多くなりました。平均にすると3.4人(小数点第2以下切り捨て)と出会っていることになります。

マッチングアプリで恋人ができるまでに出会う回数は、男女ともに2~3人のようです。なお、2~3人に会うためにかけた金額は、男性3,000円~5,000円未満、女性0円が最も多いという結果になりました。

コロナ禍によるマッチングアプリの使い方への影響

「コロナ禍でマッチングアプリの使い方に影響はありましたか?」という質問には、134名(約60%)の方が「はい」と回答しました。

「はい」と回答した人のうち、具体的にどのように使い方が変わったのか、いくつか抜粋してご紹介します。

マッチングアプリを使う頻度が増えた

・コロナ禍で婚活や街コン等の開催が無くなり出会い自体が減ったため、より使用する頻度が上がりました。(20代 女性)

・新型コロナウイルスの影響で自宅にいることが増え、マッチングアプリを利用する機会が増えました。(20代 女性)

・家にいる時間が増えたので、マッチングアプリの利用は増えましたが、実際に会うことは減りました。(30代 男性)

直接会う頻度が少なくなった

・コロナ禍以前は、メッセージのやり取りで少しでも気が合えば気軽に食事をしたり、出かけたりしていたが、コロナ禍以降はメッセージや通話でじっくりやりとりをすることが増えて、会う前に相手のことをしっかり知れるようになった。(20代 女性)

・直接会うよりもメッセージでのやり取りが増えました。食事に誘うことで非常識と思われないか不安で、中々誘えないこともありました。(20代 男性)

・コロナ禍で利用者が大幅に減ってしまったのと、外食を嫌がる女性が増えてしまったので、活動が困難になっています。(40代 男性)

出会い方や目的が変わった

・以前は映画や飲みの誘いでデートをしていましたが、自宅に呼んでNetflixでの動画鑑賞や手料理を振る舞うデートになりました。(40代 男性)

・マッチングした後メッセージを送りあうのは変わりませんが、緊急事態宣言などで他県移動が制限されているので、まずはリモートでデートするようになりました。(40代 女性)

・オンラインデートを積極的に行ったり、電話でのやり取りを中心に進めたりしました。(20代 女性)

コロナ禍によって変わるマッチングアプリの使い方

このアンケート調査で、多くの男性は月額3,000円~5,000円、多くの女性は費用をかけず、それぞれ2~3人に会って恋人ができるという結果がわかりました。

「コロナ禍でなかなか会えなくなってしまった」という声が多く、恋人になるまで発展していかないということも多い一方で、「やりとりが増えたおかげで、お互いの理解が深まって会うときに緊張しなかった」という人もいました。

その他にも、「出会い目的で使わなくなった(友達づくり)」という人や「外出自粛の寂しさを紛らわすため」という人もおり、マッチングアプリの使用目的が多様化してきています。

コロナ禍でリアルな出会いが実現しにくい今こそ、外に出かけなくても出会いが見つかるマッチングアプリに挑戦してみるのも良いかもしれません。