「~見放題」「~聴き放題」と定額料金で様々なサービスを受けることができるサブスクリプションサービス(以下サブスク)。

すっかりと私達の生活の中に定着しつつあるサブスクモデルですが、この記事では「実際にみんなはどんなサブスクサービスを使っているのか?」について312人を対象にアンケート調査を実施しました。

  • 人気を集めるサブスクサービスは? 実際の口コミやコスパも徹底検証

調査期間:2021年2月16~18日
調査方法:ネットリサーチ
調査対象:20代~50代でサブスクリプションサービスを使っている男女312名
※定期的に化粧品や食品等が届く、定期購入は除く
※インターネットを活用しない、新聞や雑誌の定期購読、携帯電話の契約、賃貸契約などは除く
実施:ポート株式会社(マネット編集部)

  • 回答者の割合

動画配信・音楽配信のサービスが主

この記事では、アンケート上位の「動画定期配信サービス」「音楽定期配信サービス」で選ばれている具体的なサービスについての口コミや、費用に関しての率直な意見を見ていきます。また、アンケートでは下位となったものの、少し変わった珍しいサブスクサービスについても紹介します。

まず「満足度の高いサブスクリプションサービス」について質問をしたところ、以下のような結果となりました。

  • 満足度の高いサブスクリプションサービスは?

■動画定期配信サービス

アンケート内容である「満足度が高いサブスクサービスは?」の質問の中で、最も回答を集めたのは「動画定期配信サービス」でした。動画定期配信サービスは、月額料金を支払うことで、ドラマや映画、アニメ、また配信企業の独自コンテンツなどを何度でも視聴することができます。

中でも、以下の配信サイトが人気を集めていることもアンケート結果から分かりました。

  • 利用している有料動画配信サービスは?

●1位:Amazon Prime Video(アマゾンプライムビデオ)

動画定期配信サービスの中で最も利用者回答が多かったのが、アメリカのAmazon.com, Inc.が提供する「Amazon Prime Video」。Amazon Prime Videoは映画やドラマ、アニメなどの幅広いコンテンツに加え、日本向けのバラエティなどをはじめとしたオリジナル作品も視聴できます。

また、Amazon Prime VideoはAmazon Prime会員特典の一部であり、既にAmazon Primeの会員であれば、別途の料金を払わずに楽しめるのも大きな特徴です。

選んだ理由(実際に使って感じた利点)
・オリジナルは勿論、映画作品やTVドラマなども視聴できるし定期的に入れ替わるので飽きがこない(30代/男性)

・月額料金がお得だし、ドラマからバラエティまで幅広い種類の作品を楽しめるところが良い(20代/女性)

・Amazon Prime Videoで映画などが見られて、さらにAmazonで注文するときに送料がかからないのが良い。月額500円と安いのも利点です(40代/男性)

・子供が喜ぶアニメも多く、外出先でぐずったときなどとても役に立ちます。また、私は韓国語を勉強中なので、家事の隙間時間にちょこちょこ韓国ドラマを見てヒアリングの勉強に役立っています。配信されているドラマの中にはオリジナルのものもあり、これが結構面白いです(30代/女性)

●2位:Netflix(ネットフリックス)

「Netflix」は、アメリカ・カリフォルニア州に本社を置く、大型の定額動画配信会社によるサービス。190カ国以上で配信サービスを展開し、登録者は全世界で2億人以上にのぼります。動画配信サービスの中でも特にオリジナルコンテンツの制作に注力しており、コンテンツ制作費は年間で1兆6000億円を超えるとされています。

選んだ理由(実際に使って感じた利点)
・好みの作品(海外ドラマ)のバラエティが豊富、複数の端末で見られるのも便利(30代/女性)

・動画の数が多く、レンタルショップに行くよりも安く済む。ダウンロード出来るので外出時でも通信速度を気にせず動画が見られて良い(40代/女性)

・好きなアニメや映画を、好きな時にまとめて見ることができる。また、Netflixはオリジナルコンテンツも豊富で質が良いため、話題にもしやすい(20代/男性)

・ハリウッド映画や韓国映画が好きなので、それらを沢山見られる点を気に入っています。ハリウッド映画に関しては英語の字幕を見るのも勉強になって良いですね。家族で複数のデバイスを使えるプランにしているので、それぞれ好きな番組や映画を楽しんでいます(20代/女性)

●3位:Hulu(フールー)

「Hulu」はアメリカのHulu LLCが提供する定額動画配信サービスです。特に海外ドラマの配信が充実しており、最新シリーズのリリースまでの期間が早かったりと、海外ドラマが好きな方には嬉しいサービスではないでしょうか。

また、日本での運営は日本テレビ主体で行われており、国内ドラマや地上波放送のラインナップも豊富です。

選んだ理由(実際に使って感じた利点)
・名作映画や好きな海外ドラマがいつでも見られるので便利(50代/女性)

・国内ドラマやバラエティについては配信数も多く、また最近ではHulu限定といった放送中のドラマのサイドストーリーのようなものも配信されており、国内ドラマを見る人には良いかと(40代/男性)

●コスパ検証

映像コンテンツが新作か旧作にもよりますが、おおよその動画レンタル相場は300円/本程度となります。Amazon Prime Videoであれば月に2本、その他であれば月に3~4本程度で元が取れることから、映像作品を多く見る方にとってはコスパが良いと言えます。

また、会員のままであればダウンロードしたものを繰り返し見られることからも、期間内の返却が必要なレンタルショップと比べて利便性も高くなっています。

サービス名(※2020年2月時点) 月額料金 配信コンテンツ数 その他特徴
Amazon Prime Video 500円、年間4,900円(プライム会員費) 15,000作品以上 30日無料期間
Netflix 990円(ベーシック)、1,490円(スタンダード)、1,980円(プレミアム) 6,000作品以上 オリジナルコンテンツ多数
Hulu 1,026円 70,000作品以上 14日の無料期間