アイドルグループ・Sexy Zoneの松島聡が、テレビ朝日系ドラマ『コタローは1人暮らし』(毎週土曜23:30~)に、6月12日の第8話からゲスト出演する。このたび、松島、主演のアイドルグループ・関ジャニ∞の横山裕、子役の川原瑛都がコメントを寄せた。

  • 左から松島聡、川原瑛都、横山裕=テレビ朝日提供

今作は、累計部数120万部を突破した津村マミ氏の同名人気コミックを初めて映像化するもの。売れない漫画家・狩野進(横山)の隣に、5歳児・さとうコタロー(川原)が1人で引っ越してきたことで、同じアパートの住人たちが大人として少しずつ成長していくハートフルコメディだ。

約2年間の病気療養を経て昨年8月に復帰した松島は、今回が復帰後初のドラマ出演、そして連続ドラマ初出演となる。演じるのは、コタローの元児童養護施設仲間でホストの岩永佑(いわなが たすく)。金髪で軽いノリの佑がなぜ突然コタローの前に現れたのか狩野は心配になるが、コタローは佑に全幅の信頼を置いている様子。

一方佑はコタローに、周囲の人間には気を許さない方がいいと告げ、ある提案をするがそこにはとんでもない裏が。8話以降には、佑が狩野に詰め寄られるシーンなど、2人が緊迫の芝居バトルを繰り広げる。

松島、横山、川原のコメントは以下の通り。

■松島聡

――出演が決まった際の心境と、連続ドラマ初出演の意気込みは。

初めてお芝居をやらせていただいた時に、自分ではない人を演じる楽しさを感じたんです。それを復帰後に、またやらせていただけるという喜びが押し寄せてきました。事務所のスタッフさんが改まった感じで、「うれしい報告があるよ!」と、出演が決まったことを報告してくれた瞬間も忘れられません。

連続ドラマに出演するのが初めてなので、めちゃくちゃ緊張して現場に行きました。たくさんの方に見てもらえる作品ですし、僕がどんな演技をするかなんて、ファンの皆さんも含めて未知数だと思うんですが、“松島聡が演じる佑ってどんな人だろう”ということを、僕自身もじっくり考えて撮影に臨みました。

――Sexy Zoneメンバーの反応は。

お芝居の経験が豊富なケンティー(中島健人)をはじめ、メンバー全員から「考え過ぎちゃうと上手くいかなくなる時があるから、自分が思う佑を思いきり演じてみたらいいんじゃない?」と言われました。「そこから引き算をしていって、役にハマッていけばいいから、監督さんと相談して、キャストの方と信頼関係を築いてやっていけば松島の良さが出るんじゃないかな」とアドバイスしてくれたんです。そんな風に言ってくれるメンバーがいてくれて、本当に心強かったです。

――岩永佑という役どころについて。

最初に原作を読ませていただいた時に、佑には自分と重なる部分があるなと感じました。たぶん僕はSexy Zoneの中でもジャニーズの中でも、“笑顔・明るい・元気なキャラ”というイメージが強いと思うんです。アイドルとしては絶対に必要なことなんですが、笑顔でいることで、本来の自分をカバーしているところが少なからずあるんです。僕、基本的に家だとすごく静かなんですよ(笑)。オン・オフのスイッチが激しいのかもしれないんですけど。佑も本来の自分を隠すために、明るく振る舞ったり、おちゃらけたりするんですが、そういうところが少し自分と重なる気がしました。

佑はまだ10代で、すごく辛い経験をしているんですが、出会った人たちの前では明るく振る舞う努力をしている……考えれば考えるほど切ない子なんだなと思う反面、そうやって生きている方ってたくさんいると思うし、自分にもそういうところがあるので、何かをカバーして生きていくというのは、みんなに共通している部分なんじゃないかなと思いました。見えているところだけが本質じゃないと思うので、佑って本当はどういう人なんだろう……ということを自分なりにすごく考えました。

――注目ポイントは。

佑とコタローの関係性を見てほしいですね。佑を唯一信頼してくれる相手がコタローなんですが、そのコタローに対して佑はある行為をしてしまう……。でもそんな佑にコタローは温かい言葉を掛けてくれるんです。コタローと佑にしかわからない関係性があるんですよね。児童養護施設で一緒に育った2人にしかわからない生き方を感じていただけたらいいなと思います。

――初共演となった主演・横山裕の印象は。

横山くんとは、歌番組で一緒になった時にご挨拶させていただくくらいで、ここまで濃い時間を過ごさせていただいたことがなかったんです。だから最初は勝手な印象で、怖い人というか、厳しい人なのかと思っていました(笑)。でも実際にお会いしたらめちゃくちゃ優しくて、僕がテイクを重ねてしまった時にも「全然気にしなくていいよ!」と言ってくださったり……僕が負担を感じないようにしてくださったんです。だからプレッシャーを感じず、伸び伸びとやらせていただくことができました。楽しく演じられる環境を作ってくださった横山くんやキャストの皆さん、監督をはじめスタッフの皆さんに感謝しています。

――視聴者へのメッセージを。

コロナ禍で人に会う時間が減った反面、人との関わりについて考えさせられる時間が多くなったと思います。『コタローは1人暮らし』は、人との関わりをすごく深く描いている作品なので、この機会に家族や周りにいる人たちとの関わりなどを振り返りながら見てほしいなと思いました。年齢に関係なく、人と関わることがどれほど大切なのか、“生きる”って大変なことも多いけど楽しい、という深いところまで感じていただけたらうれしいです。このご時世にこそ見ていただきたい作品だと思います。

■横山裕

松島くん本人は「お芝居の経験が浅い」と言っていたんですけど、そんなことを感じさせず、楽しそうにやっていました。誰だって“初めて”を通るわけですから、楽しむことが何よりやと思うんですよ。でも、そんなこと微塵も感じさせず、いきいきと佑を演じていたと思います。

これまでそんなに関わることがなかったんですが、誕生日プレゼントをもらいました(笑)。グループのお話もできましたし、これからも頑張ってほしいですね!

ちなみに瑛都が、松島くんから教わったというじゃんけん必勝法を僕にやってきたんですけど、ことごとく打ち破ってやりました(笑)。

■川原瑛都

コタローが佑に会うシーンでは、一緒にポーズをしたんです。撮影前にポーズを考えたり、一緒に練習してすごく楽しかったです。「スリー! ツー! ワン!」というカウントから始まって、松島さん演じる佑が「バイブスー!」って言って最後に一緒にポーズを決めるんですけど、2人で大爆笑しちゃいました!

合間には、じゃんけんする時には“最初に相手が出したものを、次に自分が出すと勝ちやすい”という必勝法を教えてもらいました。実際にいろんな人とやってみたら、すごくたくさん勝てました! その方法を使って、松島さんと「あっち向いてホイ!」をしたりもしました。松島さんはとても優しかったです。