AKB48・峯岸みなみの卒業コンサート「桜の咲かない春はない」が22日、横浜・ぴあアリーナMMで開催された。峯岸は、15年間のアイドル人生を振り返り、涙ながらに感謝の思いを述べ、「私の人生にはどうしてもAKBが必要だったんだなと、今日このステージに立って改めて思いました」と語った。
AKB48の最後の1期生・峯岸の卒コンには、現役メンバー64人に加え、卒業生が続々と登場。初代“神7”メンバーの大島優子、篠田麻里子、高橋みなみ、小嶋陽菜、板野友美も駆け付け、出演舞台のゲネプロと重なった前田敦子はメッセージVTRを寄せた。
アンコールで峯岸は、華やかなドレスに身を包み、駆け付けたファンに感謝。13歳でスタートしたAKB48での活動を振り返り、「15年のアイドル人生は順風満帆とは言えませんでした。応援してくれている人を悲しませちゃったり、傷つけてしまったときもあったと思うし、自分のまいた種でいろんな意見を浴びたり、そういう機会もすごくたくさんありましたが、今思うと、AKBに入ってまったく後悔をしていない自分がいます」と回顧。「AKBに私が必要だったかはちょっとわからないけど、私の人生にはどうしてもAKBが必要だったんだなと、今日このステージに立って改めて思いました」と語った。
そして、「なんで幸せなことばっかり頭に浮かぶんだろうと思ったら、今日このコンサートの最中に答えは見えていて、私がどんなにダメでも、どんなに落ちて行こうとも、頑張ろうって手を引っ張ってくれたたくさんのメンバーたちに支えられてきました」とメンバーに感謝。「いっぱい助けてもらって本当に最後まで楽しいAKB生活を送らせてもらうことができました」と話し、「たくさんのスタッフさんたちにもたくさん甘やかしてもらいました」とスタッフにも感謝した。
さらに、「そして何よりこの会場に来てくださっているみなさま、配信でご覧になっているみなさま、こんな私をアイドルにしてくれてありがとうございます」と頭を下げ、「私がここまで続けてこられたのは、ファンのみなさまの声援、励まし、このサイリウムの光だったり、たくさん与えてもらって一日一日アイドルの寿命を延ばしてきました」とファンに感謝。「これからも、このステージに残るメンバーを、AKB48をずっと一番のアイドルグループでいさせてください。みなさんの力が必要です。これからもAKB48をよろしくお願いします」と呼びかけた。
撮影:蔦野裕