女優の永野芽郁が主演を務める、映画『地獄の花園』(5月21日公開)の本編冒頭映像が14日、公開された。

  • 映画『地獄の花園』

    映画『地獄の花園』

同作はバカリズムの脚本×多くのアーティストのMVを手掛ける関和亮監督によるオリジナル作。普通のOL生活を送る直子(永野芽郁)の職場では、裏で社内の派閥争いをかけOL達は日々喧嘩に明け暮れている。ある日、1人のカリスマヤンキーOLが中途採用されたことをきっかけに、全国のOL達から直子の会社は狙われることに。テッペンをかけた争いから直子は平穏無事なOLライフを全うすることができるのか。

緊急事態宣言により映画の公開延期が相次ぐ中、同作は5月21日に公開する。この度、本編冒頭シーン約8分間がノーカット解禁となった。解禁となった映像は、直子(永野芽郁)がごく普通のOLとして、会社に通勤する姿から始まる。直子のモノローグで「一見平和に見える社内も、裏では熾烈な派閥争いなんかがあったりする」と淡々と話したその瞬間、佐竹一派の頭である紫織(川栄李奈)に、ロッカーが歪むほどの力で、ぶっ飛ばされたOLが。しかし直子は、「こんな感じで」、とこれが"OLの日常"といわんばかりの気にもとめない様子が伺える。

そして、社内ではヤンキー漫画さながらに、強烈な学生時代の逸話を持った紫織率いる佐竹一派と、朱里率いる安藤一派(菜々緒)の争いに加え、“お勤め”から戻ったばかりの神田一派の悦子(大島美幸)と安藤一派が衝突。エキサイティングな映像でヤンキーOL達の三大勢力争いが日々繰り広げられ、安藤一派が神田一派を制圧し、会社の天下となる様子が描かれている。そんな熾烈な争いの最中でも堅気のOLの直子らは、給湯室で「携帯変えたら、トーク履歴全部消えちゃったんだけど……」と慣れた様子でたわいもない会話をしており、そこに本作の脚本を務めたバカリズムが「お疲れ様です~」と登場するなど、濃い内容となっている。勢力争い後ボロボロになりながらも、コピーや電話応対ときちんとOLの仕事をこなすヤンキーOL達の愛らしい姿や、迫力のある映像のオープニングも収められている。