女優の松本まりかが、フジテレビの番組『ひみつのイチバンボシ』(12日・19日24:25~ ※関東ローカル)で、バラエティのMCに初挑戦する。

  • 松本まりか=フジテレビ提供

この番組は、今をときめくスターたちが「この人、すごい!」と衝撃を受けた心の中のナンバーワンスター=“ひみつのイチバンボシ”を紹介していくというもの。松本は劇団ひとりとタッグを組み、“劇団まりか”として進行する。

オープニングトークで、ひとりから「MCですよ! 何やってるんですか!」とツッコまれた松本は「何やっているんでしょう…(笑)。MCの業務はこなせないかもしれませんが、私、才能が大好きなんです!」と、独特の雰囲気で宣言。

12日の放送では、マヂカルラブリーが登場。野田クリスタルは、2020年に『R-1ぐらんぷり』優勝、そして同年にコンビで『M-1グランプリ』優勝という快挙を達成し、芸人仲間からも「天才」と称賛されている。2人が『M-1グランプリ』で「あんなの漫才じゃない」論争を巻き起こしたことは記憶に新しいが、実は18年前、野田が17歳の時に出会ったあるお笑いコンビこそが、「あんなの漫才じゃない」の原点だったという。

野田は、初めて見たときの衝撃がすごかったこと、そして「その人に近づきたいと思って、ずっとやっていました。僕らに“漫才じゃない論争”が起きていることが恥ずかしくなるくらいです」と、目をキラキラさせて語り始める。相方の村上も、野田からその存在を教えてもらって以来、すっかり魅せられたという。

そして、野田から「師匠」とあがめられている“イチバンボシさん”のお笑いコンビが、スタジオに登場し、ネタを披露。ボケていない、ツッコんでいない、そして漫才ともコントとも取れるなんとも不思議な世界に、ひとりは「確かに漫才じゃない!」と大爆笑。松本は「才能しか感じない、天才ってこういうことなのかな」と興奮する。

19日の放送では、川栄李奈が衝撃を受けた名バイプレーヤーを紹介。役者としての実力だけでなく、知られざる人柄にスタジオも驚きを隠せない。そして、人気ロックバンド・クリープハイプのフロントマン、尾崎世界観が心を奪われた“孤高のラッパー”の名前を明かす。

言葉を紡ぐスペシャリストである尾崎は、その“イチバンボシさん”を「技術がすごい、ミスをしない。たたずまいもかっこいいのです」と大絶賛。すると本人がスタジオに登場し、ボーカルからギター、パーカッションまですべて1人でこなすという得意のパフォーマンスを披露する。松本は「すごい! 鳥肌! 才能! かっこいい!」とうっとり。そして急きょ、スタジオで野田クリスタルとのセッションが行われることに…。

収録を終えた劇団ひとりと松本まりかのコメントは、以下の通り。

――収録を終えて。

ひとり:尾崎世界観さんなど、普段あまりこういう番組に出ていただけない方たちが紹介してくれたのですが、“どうしてこういう人たちが世に出ていないのだろう?”って、食い入るように見てしまいました。特に印象に残った“イチバンボシ”は、野田クリスタルが紹介したコンビですね。面白かった!半年後、1年後に爆発してもおかしくないくらい、導火線がチリチリ燃えている状態ですよ。あれはハマったらすごいことになりますよ。

松本:すごい才能に出会えて、本当にワクワクしました。野田クリスタルさんが尊敬するおふたりは、理解できないくらいの才能でしたし、尾崎世界観さんが紹介した人は、すごい人なんだろうな、と予想はしていたのですが、それをはるかに超える感動がありました。面白かったです!

――松本まりかさんのバラエティ番組の初MCはいかがでしたか?

松本:ひとりさんがいらっしゃらなかったら、無理でした(笑)。私が言わなければいけないところをひとりさんが全部言ってくださって…。

ひとり:区切りがないから、入りづらかっただろうな、と。松本さんは仕切りうんぬんではなく、自分が思ったことを素直に言葉に出すことができるので、MCに向いていると思いますよ。定型文みたいに取り繕うわけではなく、本心でしゃべってくれていましたね。

――今後取り上げてほしい人、ジャンルを挙げるとしたら?

ひとり:芸能もいいのですが、ラーメン店とかね!“あそこのラーメン、あんなにうまいのに、どうして繁盛しないのだろう?”っていう話。人気ラーメン店が紹介する、なぜか人気のないうまいラーメン店を知りたいです。

まりか:世界をどんどん広げていきたいので、お芝居の話も知りたいですし、その枠にとらわれず、とにかくさまざまなジャンルの方々の才能を知りたいです!

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