毎月貯金したいと思いつつ、収入が少ないためなかなかできていない人も多いでしょう。貯金を継続するにはいくつかのコツがあり、少しずつ実践することで次第に貯めていけるようになります。

今回は貯金するためのポイントや具体的な実践方法について紹介します。貯金できない状況を打破するために、ぜひ参考にしてみてください。

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貯金を成功させるための5つのポイント

貯金を継続して続けるには、以下の5点が重要です。

・支出を見直して節約をする(固定費・変動費)
・無駄なものを買わず必要なものだけを買う
・貯金できる現実的な金額を決める
・貯金する目的を決める(将来の使い道)
・収入から先取りで貯蓄に回せるサービスを使う

では1つずつ見ていきましょう。

1.固定費の節約は効果が高い

貯金できていない状況を改善するには、収入を上げるか支出を減らす必要がありますが、収入をすぐ上げるのは難しい人が多いでしょう。よってまずは支出を減らすのがカギとなります。

なかでも効果が高いのが固定費の節約で、以下のような方法があります。

・通信費を安い料金プランに切り替える
・保険の契約内容を見直す
・家賃の安い物件へ引っ越す

このなかで最も手軽にできるのは通信費の節約でしょう。スマホを安い料金プランに切り替えれば、月に数千円節約することも可能です。インターネット料金も同様に、他社のプランも見てみましょう。

また保険の契約内容を確認して、無駄な補償内容がないかチェックするのも良いでしょう。初期費用を用意できるなら、家賃の安いところへ引っ越すのも有効です。

2.食費や日用品費などの変動費を節約するポイント

固定費に対し、変動費を抑えるには以下の点を意識しましょう。

・コンビニを利用する頻度や金額を減らす
・安いからという理由だけで買わない
・銀行ATMは利用手数料がかからない時間帯で利用する
・クレジットカードやスマホ決済アプリのポイントを活用する

「何となく」使ってしまうお金が、結果的に大きな出費になっていることも。コンビニや自動販売機で飲み物やお菓子を毎日買っていると、1回あたりの金額は少なくても、月に換算すると高くつきます。

日用品や衣料品などは、本当に必要なものだけを買うのが重要です。安いという理由だけで飛びつかず、本当に使うのかをよく考えてから買い物かごに入れましょう。

スマホ決済アプリなどのキャッシュレス決済では、ポイント還元などお得なキャンペーンを実施することも多いです。節約のために役立ててみてはいかがでしょうか。

3.貯金する金額や貯金の目的を決める

支出をひととおり見直したら、具体的な貯金額を決めましょう。収入と支出から、毎月いくら貯金に回せるのか分かるでしょう。

また貯めたお金を将来何に使いたいのか、決めることもおすすめです。目的があるほうがモチベーションも上がり、続けやすくなるからです。

旅行・資格の取得・引っ越し費用など何でも構いません。自分なりの貯金の目的を決めてください。

4.毎月先取りで積み立てられる金融サービスを利用しよう

貯金は「残ったお金から回す」のではなく、「お金が入ったら真っ先に回す」のも大切なポイント。給与が入ったらまず一定額を貯金に回してしまい、残った金額でやりくりするのが基本です。

そのためには、銀行の積立定期貯金や財形貯蓄(お勤めの会社が導入している場合)など、強制的にお金を預けることになるサービスを利用しましょう。

残ったお金でやり繰りする癖を付けると、節約もしやすくなりますよ。

5.積立投資もおすすめ

お金を増やしていきたいなら、積立投資を選ぶ方法もあります。投資信託は月に100円から積立ができる証券会社もあり、まとまったお金がなくても問題ありません。

ただし現金の貯金が少ないなら、以下のことを心がけてください。

・無理しなくても楽に貯められる金額にする
・リスクが低めの銘柄・ファンドを選ぶ
・いざというときに引き出せるサービスにする

まずは少額から始めることが重要なので、自分にとって毎月簡単に出せる金額にしましょう。運用するファンド・銘柄については、リスクが抑えられたものがおすすめ。具体的には世界中に投資するタイプ、株式・債券など複数の資産に分散投資するタイプなどです。

経済状況が厳しくなったときにすぐに引き出せるサービスにするのも重要です。たとえばiDeCoも節税ができる優れた積立サービスですが、老後の資産形成が主な目的です。60歳まで引き出せないので、手持ちの現金が少ない人にはおすすめしません。