阪急電鉄は21日、神戸三宮阪急ビル「EKIZO(エキゾ) 神戸三宮」のメディア向け先行記者説明会とプレスツアーを実施した。神戸市の中心地である三宮に建つシンボリックなビルとなるだけに、当日は多くの報道関係者らが訪れた。

  • 神戸三宮阪急ビル「EKIZO 神戸三宮」の外観。低層階は旧神戸阪急ビルをイメージしたデザインに

神戸三宮阪急ビル「EKIZO 神戸三宮」は、阪急電鉄の神戸三宮駅に隣接する複合施設であり、4月26日のグランドオープンを予定している。この駅ビルは、2015年に神戸市が策定した三宮周辺地区「再整備基本構想」の中核を成す。1995(平成7)年の阪神・淡路大震災で被災し、取壊しとなった旧神戸阪急ビルのデザインを引き継いだことも特徴のひとつに挙げられる。

メディア向け先行記者説明会で挨拶した阪急阪神不動産の常務取締役開発事業本部本部長、森永純氏は、神戸三宮阪急ビル「EKIZO 神戸三宮」について、「(旧神戸阪急ビルの)かつての面影を思い起こしていただけるようなデザインとしました。低層部には感性豊かな店を集め、中層部にオフィス、高層部にホテルを加えた新しいランドマークとして生まれ変わらせました」と述べた。

■ホテル「レムプラス神戸三宮」トレインビュー楽しめる部屋も

説明会の後は、15階の「アンカー神戸」、17~28階のホテル「レムプラス神戸三宮」、29階の展望フロア・レストラン、1階の商業施設を見学するプレスツアーが行われた。

  • 説明会で阪急阪神不動産の森永純氏が挨拶

  • 新たな事業創出をめざす「アンカー神戸」

  • 交流スペースやイベントスペースなどを設ける

「アンカー神戸」は神戸市が開設し、神戸新聞社とトーマツが運営する登録会員制のビジネススクエア。具体的には、スタートアップ企業や中小企業、大学などが交流し、事業創出を生み出す場となる。広々とした空間には、互いに交流できる「コミュニティラウンジ」をはじめ、最大150名を収容できる「イベント・プロジェクトスペース」など設置。オフィス代わりにも使えるという。

鉄道ファンなら、ホテル「レムプラス神戸三宮」は要チェックだろう。27階にある「ツインルーム」の山側からは、阪急電鉄の神戸本線とJR神戸線(東海道本線)、ポートライナー(神戸新交通ポートアイランド線)の列車を眺められる。「レムプラス神戸三宮」は六甲山と神戸港の美しい景色が自慢とのことだが、「トレインビュー」を楽しめるホテルとしても知られることになるだろう。

  • ホテル「レムプラス神戸三宮」の27階「ツインルーム」

  • 山側からは阪急電鉄やJR神戸線などの電車を見られる

  • 新機能シャワー「ウォームピラー」を導入。体を包み込むように流れる

  • 全室にマッサージチェアを標準装備している

  • 29階「カフェ・レストラン 神戸望海山」。内装はレトロモダン調

  • 29階には、11~17時に展望席として開放するスペースがある

  • 29階から南側を眺める。神戸港が見える

  • 阪急神戸三宮駅の北側は神戸らしくヨーロッパ調になった

  • 阪神・淡路大震災で生き残った高架柱を活用した店舗(「BEER&GRILL コウベビアハウゼ」)も入る

29階はレストラン「カフェ・レストラン 神戸望海山」、夜間に営業するバー「WHISKY BOTTLE BAR DEN SANNOMIYA」のほか、11~17時に展望席として開放するスペースがある。内部は全体的にレトロモダンなテイストになっており、最上階からの六甲山や神戸港の景色は格別だ。

1階の駅北側には、ヨーロッパを思わせる石畳が敷かれ、個性豊かな飲食店が軒を連ねる。道路はあるものの、一般車の乗入れは不可とされており、屋外で飲食を楽しめるテラス席が目立つ。中には阪神・淡路大震災で生き残った高架柱を活用した店舗も。真新しい店舗で、阪急電車の走行音を聞きながらの飲食はなかなか興味深い。

  • 神戸三宮阪急ビル「EKIZO 神戸三宮」の全景。現時点で4月26日のグランドオープンを予定している

神戸三宮阪急ビル「EKIZO 神戸三宮」のグランドオープンは4月26日の予定。ただし、緊急事態宣言の発令により、変更する可能性もあるとのことだった。