アイドルグループ・関ジャニ∞の横山裕が連ドラ初主演を務めるテレビ朝日系ドラマ『コタローは1人暮らし』(24日スタート 毎週土曜23:30~)の制作発表記者会見が19日に開催され、主演の横山をはじめ、子役の川原瑛都、女優の山本舞香、西畑大吾(なにわ男子/関西ジャニーズJr.)、百田夏菜子(ももいろクローバーZ)、俳優の生瀬勝久が出席した。

  • 左から西畑大吾、川原瑛都、百田夏菜子、横山裕、生瀬勝久、山本舞香=テレビ朝日提供

会見では、大人キャストが川原にメロメロになっていることが明かされた。百田から「瑛都くんにプレゼントを渡しに行く前の横山さんとすれ違ったんですけど、ものすごくウキウキしていました」と暴露された横山は「恥ずかしいなぁ! 実は、前日から『喜んでくれるかなぁ』って、渡しに行くのが楽しみだったんです(笑)」と赤面。

山本が「ほんとにかわいくて……私も子どもがほしくなりました」、西畑が「僕の片思いなんですけど、めっちゃ好きです!」と告白する一方、生瀬は川原の演技力を絶賛しつつ、「これから絶対グングン出てくる俳優ですから、若いうちに芽をつんでおかないと(笑)!」と、自身が演じる“イカつい見た目のキャラクター”に合わせたコメントで笑いを誘った。

そんな大人キャストがコタローの似顔絵を描くコーナーでは、審査員・川原によって西畑のイラストが1位に選ばれた。「すごくキレイに描けていてビックリしました」と褒められた西畑は「令和で一番うれしいです」と笑顔に。

また「実際に同じアパートに住むとしたら誰の隣がいい?」という質問に横山は「お腹いっぱいご飯を食べさせてくれるらしいと聞いたので……(笑)」と生瀬を指名。生瀬は「じゃあ僕は西畑くん。細いから大盛りのご飯を食べさせたいです(笑)」と西畑を選ぶ。西畑は「どんどん食べさせていただきます!」と答えつつも「でも、先輩やしな……うーん……横山さん!」と忖度すると、横山が即座に「そこはスッと言ってくれよ(笑)」とツッコんだ。

出席したキャストのコメントは以下の通り。

■横山裕

――連続ドラマ初主演だが、座長として撮影に臨んだ感想は。

そんなに肩に力を入れず、連ドラ初主演ということについてはあまり考えていないです。僕は瑛都について行こうと決めているので(笑)! みんなで楽しく、いい作品ができればいいな、と思っています。

座長という意味では、前回ご一緒させてもらった沢村一樹さんはカッコいいなぁと思います。まるで(「ドラゴンボール」の)孫悟空みたいに、周りがついて行きたくなるような方なんです。そういう人に憧れるので、僕もそうなれればいいなぁって思いますね。

――瑛都くんとのエピソードは。

瑛都は僕のことを友達やと思っているんですよね。僕はまだ分厚い壁を感じているんですけど(笑)。コタローは原作でも、すごく大人びているんですよ。そのへんが瑛都とも通ずるものがあったんですけど、ちょっとずつその壁も潰せてきているので、純粋に子どもが欲しいなぁと思いましたね。(じーっと甘えるように見つめる川原に対して)そんな目でオレを見るなよ(笑)。かわいいですね! 劇中でもコタローがいることで周りの大人が変化していくんですが、まさに僕ら自身も瑛都から影響を受けています。

あとこの間、瑛都に本をプレゼントしたんですよ。プロデューサーさんからも本をもらって喜んでいたし、「何が欲しい?」って聞いたら、やっぱり「本が欲しい」と言うので。渡す前日から「喜んでくれるかなぁ?」って、めちゃくちゃ楽しみでしたね(笑)。実際、すごい喜んでくれたんですけど……2日後にはもう違う本を読んでいました。読むのが速いんですよ! それを見たときは、ビックリしました(笑)。

(山本から飛び出した「抱きしめるシーンで瑛都がすっごく照れてた」というエピソードを受けて) “コタロー”としては全然恥ずかしがってないんですけど、リハーサルやカットがかかった後は“瑛都”じゃないですか。そのときにちょっと照れを出すんですよ。また、そこがかわいかったりするんです。

――同じアパートに住むとしたら、誰の隣がいいか。

やっぱり生瀬(勝久)さんですね。共通の知人から「生瀬さんはご飯を食べさせてくれる」って聞いたんですよ(笑)。頼もしいですね!「絶対に大盛りを食わせる」と聞きました。それくらい気前がいい方に隣に住んでいただけると、ありがたいですし、楽しそうですよね。

――少し痩せたが、役作りの影響か。

このドラマの撮影に入る前に舞台をやっていたので、そのときに痩せました。今年に入ってからはトータルで8kgくらい痩せて、そのままクランクインしちゃったんです。役作りとしては、狩野は自堕落で無頓着なので、伸びてきた黒髪も金髪に染めず、そのまま伸ばしっぱなしにしています。あと、原作の狩野が僕にめちゃくちゃ似ていると思うんです、ありがたいことに。「あっ、オレやな!」と思いました。

――瑛都くんの名前は関ジャニ∞の「∞」と重なるが。

お恥ずかしい話ですが、やっぱり「運命やな、ご縁やな」と思いましたね。出会いに感謝というか……ありがたいですね。(グループ名の名付け親である) ジャニーさんに感謝ですね。

――4月から新生活を始めた人へのメッセージを。

コロナ禍で大変なことが多く、ネガティブに物事を考えがちだと思うんですけど、だからこそ家にいる時間をどれだけ楽しめるか、だと思うんです。楽しんだ者勝ちだと思うので、例えば料理をやってみるとか、趣味を見つけて自分なりにポジティブな方向にもっていくのがいいのかな、と。今だからこそできることがたくさんあると思うので、楽しんでいただきたいです。

――40歳に向けての目標は。

昔見ていた40歳の人は、もっとシッカリしていて、大人だったと思うんですけど、自分はそうではないですね。でも、諸先輩方からよく「40代はすごく楽しい。30代で積み上げてきたものが、40代で開花する」と聞くんです。僕もいろんな経験をしていますし、このドラマで主演をさせていただいて、今後もどんどんいろんなことに挑戦できたらいいな、と思います。

――関ジャニ∞のメンバーからは激励の言葉はあったか。

同じクールでドラマをやっている丸(=丸山隆平)からは「とりあえずドラマを盛り上げよう。終わったら祝杯をあげましょう」というメッセージが来ましたね。あと、丸が初めて主役を経験したときに、僕がご飯か何かをプレゼントしたんですよ。そのこともあってか、丸が気を使ってくれて、僕が今回主演を務めるにあたって、季節外れの黒のセーターをプレゼントしてくれました(笑)。移動車の中にこそっと、「主役おめでとう。あのときのことがめちゃくちゃうれしかったので、僕もプレゼントさせてもらいました」という手紙付きで、プレゼントを置いてくれていて……ちょっとグッときましたね。

――視聴者へメッセージを。

このドラマは一見ファンタジーな感じもすると思うんですけど、コタローくんが発する言葉がすっごくリアルで力強いんですよ。その言葉によって周りの大人たちがどんどん成長していく。僕も完成した作品を見たんですけど、すごくあったかい時間が流れていて、いろんな方に見ていただきたいなと思いました。この時代だからこそ刺さるものがすごく詰まっているので、ぜひご覧ください!

■川原瑛都

――横山さんとのエピソードは。

横山さんは先輩でもあるし、友だちでもあります。(キャストから横山に似てきたといわれ)自覚はあります! 関西弁もマネしています。横山さんにつられて、似てきちゃいました(笑)。

横山さんから本をもらったんですが、すぐに読みました。今、流行っている「サバイバルシリーズ」というマンガの本を2冊もらったんですけど、2日ぐらいで全部読んじゃって……すごくうれしかったです!

――同じアパートに住むとしたら、誰の隣がいいか。

僕はドラマでは203号室のはじっこ(角部屋)に住んでいるんですけど、真ん中の部屋に住んだとして、両隣は横山さんと生瀬さんがいいです。えっと……横山さんとは今、仲良くなってきたので休日にバーベキューとか楽しいことしに行ったり、一緒に遊んだりしたいです。ドラマの狩野さんはダラダラ過ごしているので、横山さんは忙しいんですけど、時間があるときに一緒に狩野さんみたいにダラダラ過ごしてみたいです。あと、生瀬さんは普段すごく優しいじゃないですか(笑)! 隣にいたら2人で楽しい空気が作れるかなと思いました。あと、お芝居のとき、おなかからすごく声が出ているので、発声練習を教えてもらえたらいいなと思いました。

――4月から新生活を始めた人へのメッセージを。

僕は去年小学1年生になったので、今年1年生になった人に向けてお話ししたいと思います。僕は入学するとき、勉強や20分休みに友だちと一緒に遊んだり、みんなでおいしく給食を食べたりするのをすごく楽しみにしていたんです。今はコロナなのでしゃべりながら給食は食べられないし、不安な人もいるかもしれないんですけど、楽しいことがたくさんあるので、そんなに怖がらずに、楽しく学校に行ってほしいなと思います。

■山本舞香

――横山さんの座長ぶりは。

現場を和やかにしてくださるし、コタローちゃん(川原)とも本当に親子みたいで、見ていてほのぼのします。

――瑛都くんの印象は。

本当にカワイイんです! 頭が良くて、セリフが長い撮影のときも、途中で横山さんからもらったサバイバルの本を読んでいるんですよ。それを見て「天才だな」と思いました。私、そんなことできない(笑)! でも、私が抱きしめるシーンの撮影のときはちょっと照れていたりして、とにかくカワイイんですよ。私も子どもが欲しくなりました。

横山さんが瑛都くんに「舞香ちゃんと夏菜子ちゃん、どっちが好き?」って、“悪い”質問をするんですよ(笑)。2人ともいるときは、「どっちも好きじゃない」って答えるんですけど、夏菜子さんがいないときには「美月さん(山本)が好き」って答える、そんな気遣いのできる大人な面もあるんですよ。

――同じアパートに住むとしたら、誰の隣がいいか。

夏菜子さんがいいな。撮影が始まって5回くらい一緒の日があったんですけど、私が人見知りを発動しすぎて全然話せなかったんです。でも昨日のメイク中にようやく「私は百田さんのことが嫌いなのではなくて、人見知りでしゃべれないんです」って打ち明けることができて、この後、一緒にお茶を飲む約束をしました! 唯一の女性なので話したいのに、緊張して目も合わせられなかったので、夏菜子さんのその優しさがうれしかったです。

■西畑大吾

――横山さんの座長ぶりは。

ドラマで共演させていただくのは初めてだったので、どういう空気感なのかな……と思っていたんですけど、横山くん独特の雰囲気がありますね。山本さんも言っていらっしゃったように、ピリッとすることなくほんまに和やかにしてくださる、そんな優しさを感じています。

――瑛都くんの印象は。

めっちゃカワイイです。僕のすごい片思いなんですけど、めっちゃ好きです。幼稚園のシーンで、ほかの園児の子たちと話したりするときはすごくしっかりしているんですけど、遊び始めたらめちゃめちゃ無邪気で……。しっかりしているところと無邪気さに、大人はグッとくるというか、心をつかまれますね。

――同じアパートに住むとしたら、誰の隣がいいか。

先輩やしな……うーん……横山くんです! おいしい物を食べさせてくださるというところが一番大きいです。でも僕もグループで活動しているので、“グループならでは”のお話をさせてほしいです。いろいろと相談にものってほしいので、横山くんですね。

■百田夏菜子

――横山さんの座長ぶりは。

これまでは歌番組などでチラッとお会いするくらいで、あまりご一緒したことがなかったので、このようにお芝居の現場でご一緒するのが新鮮な気持ちです。皆さんがおっしゃるように、瑛都くんと本当に仲良しで、最近は瑛都くんの話し方や何か言ったときの“返し”などが、どんどん横山さんに似てきているような気がするくらいです。まさに“ミニ横山さん”なんです。先日、瑛都くんにプレゼントを渡しに行く横山さんとたまたますれ違ったんですけど、瑛都くん以上にウキウキしていました(笑)!

――瑛都くんの印象は。

仲良くしてもらっています(笑)。私が演じる綾乃という女性はすごくエネルギッシュなので、どうやってお芝居をしようかと悩んでいると、「こうしたらいいんじゃないですか?」とアドバイスをしてくれたり、一緒に考えてくれるので、助けてもらっています。すごくしっかりしていて「あの番組見ましたよ」なんてことも、ちゃんと報告してくれるんですよ(笑)。

――同じアパートに住むとしたら、誰の隣がいいか。

舞香ちゃんが「すごくしゃべりたかったんですけど、人見知りを発動していて……」と打ち明けてくれたんですけど、「こんなかわいい人いるんだ!」ってキュンとしました。……で、この流れだと「隣に住むのは舞香ちゃんがいい」と言いたいんですけど……(笑)、ここは瑛都くんですね! 私の役はアパートの住人ではないので、皆さんがうらやましいんです。

■生瀬勝久

――横山さんの座長ぶりは。

横山くんは主役なのに、ロケ先で通りかかった方から「ここを通ってもいいですか?」と聞かれると、率先して「どうぞ、どうぞ」って誘導したりしているんですよ(笑)。カメラのレールを制作スタッフと一緒に敷いていたりもしていて……「とにかくもうちょっと落ち着けよ(笑)」と言っています(笑)。本当にいろいろなところに気が回る“気配りの人”ですね。

――瑛都くんの印象は。

僕には息子がいるので、プライベートではあまりベタベタしていないです。(「あんなにかわいがってるじゃないですか!」とツッコまれるも、演じるキャラに合わせ)全然ですよ、全然! これから絶対俳優としてグングン出てくる俳優ですから、若いうちに芽をつんでおかないと(笑)!

――同じアパートに住むとしたら、誰の隣がいいか。

西畑くんですね。ちょっと痩せていて細いので、大盛りのご飯を食べさせたいと思います(笑)。