舞台「錆色のアーマ」外伝 -碧空の梟-の公開ゲネプロが15日に東京・品川プリンスホテル クラブeXにて行われた。

  • 左から仲田博喜、荒木健太朗

    左から仲田博喜、荒木健太朗

同作は舞台からメディアミックスを展開する"逆2.5次元"プロジェクトで、最強の傭兵集団・雑賀衆の孫一(佐藤大樹)と、本能寺の変で全てを奪われた織田信長(増田俊樹)の物語を描き、2017年に第1弾舞台、2019年6月に第2弾舞台が上演された。2019年1月にはKADOKAWA「月刊コミックジーン」にてコミカライズ連載がスタートし、コミカライズ第2弾も決定、アニメ化も予定されている。

今回はシリーズ初の外伝となり、仲田博喜、櫻井圭登、富園力也、佐藤永典、石渡真修、田中しげ美、西田健二、宮垣祐也、平田裕一郎、神里優希、荒木健太朗が出演。新たに明らかになる一団で御門に使える梟と、とある任務に選抜された雑賀衆たちの運命が交錯する物語となる。

円形の劇場で繰り広げられた公演は壁にも映像を投影し、迫力のある演出に。敵味方入り乱れる殺陣も見所となっている。また本編後にはライブパートもあり、歌って踊るキャラクターたちを見ながらペンライトで盛り上がることができる。公演は東京・品川プリンスホテル クラブeXにて4月15日~4月29日。

演出・上演台本: 元吉庸泰 コメント

1年間、羽を休め続けた梟がようやく飛び立つことができます。稽古場ではできうる限りの感染対策をしつつ、俳優たちとスタッフにより「錆色のアーマ」を体現する演劇作品が組み上が っています。まだまだとても不安定な世の中、舞台作品を作り、上演できる喜びを噛み締めつつ。私たちにできることは、安心してお客様全員が楽しめるようになるまで、しっかりと歩くことだと思います。
外伝、碧空の梟。私たちにできることを精一杯詰め込みました。劇場で、配信で、そしてこの先の未来のどこかで。この物語を楽しんでくだされば嬉しいです。

仲田博喜 コメント

お待たせしました。皆の思いが繋がり、いよいよ「錆色のアーマ」が開幕いたします。一年越しの思いも、今やるからこその意味も、しっかりと舞台の上で熱量に変えて届けたいと思います。 “逆2.5次元”、自分たちの生き様が原作になる。橘兄弟を愛してもらえるように、そして雑賀衆も妖も、どのキャラクターも魅力的なので是非色んな生き様を観てもらえたら嬉しいです。円形劇場ということで、それぞれの席からしか見られない表情もあるかと思います。僕自身初の円形の舞台、その空間を楽しみたいと思います。本編終了後にはライブパートもあるので、そちらもお楽しみに!
千秋楽まで全員で駆け抜けていきたいと思いますので、最後まで応援よろしくお願いします。

荒木健太朗 コメント

2017年にスタートした舞台「錆色のアーマ」がこの度、外伝として上演されることとなりました。当初は昨年にお披露目される作品でしたが、新型コロナウイルスの影響により中止となり、また、こうして皆様にご観劇いただけると思うと喜びもひとしおです。
今作は、雑賀衆の過去の蟠り、後悔、橘兄弟の願いと許しの話です。はじめて「錆色のアーマ」を観る方にも楽しんでいただけるものになっていますし、シリーズのファンの方には色々解明される部分もありますので楽しんでいただければと思っています。残念ながら劇場に足を運べない方も配信もありますので、是非ご利用ください。また「錆色のアーマ」は舞台先行でそこからメディアミックスへ派生していく、いわゆる“逆2.5次元”として展開していくのも魅力です。こちらの方も今後の吉報をお待ちください。千秋楽まで一つ一つ大事に精進して参ります。キャスト、スタッフ一同、お待ちしております。