女優の新垣結衣が、2022年NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』に出演することが15日、明らかになった。三谷幸喜氏が脚本を手掛け、小栗旬が北条義時役で主演を務める本作で、“義時の初恋の人”にして、源頼朝(大泉洋)にも愛される八重を演じる。大河ドラマ初出演となる新垣がコメントを寄せた。

新垣結衣

新垣は、演じる八重の印象を「つらい宿命を抱えながらも心に宿した愛を生涯失うことがなかった、ある意味では秘めた強さを持った女性なのではないかと想像します。諸説ある中、断片的ではありますが八重の人生を知ったとき微かに胸が震えるような気がしました」と明かし、「今作での八重がどのように色付けされるのか楽しみにしています」を期待。

「大河ドラマ、そして三谷幸喜さん脚本の作品への出演は初めてになります。三谷さんが『新しい大河を作りたい』と会見でおっしゃっていて、どんなことになるのかますます予想もできません。それも全て楽しみながら真摯に向き合っていけたらと思います」と意気込む。

初出演となる大河ドラマについては「時代背景から、登場人物達の人生は常に悲哀と隣り合わせだけれど、そのぶん皆、濃く、必死に生きていて、その姿が力強く美しい。そしてその役に時間をかけて向き合う演者の方も、役と共に心身を削りきっと大変なんだろうなぁと。より一層体調に気をつけていきたいです。そして大河ドラマの現場ならではの新たな経験や発見に出会えることに感謝していきたいです」とコメント。

三谷作品への出演も初となるが、「三谷幸喜さんの作品は、エンターテインメントそのものという印象があります。シリアスな中にも笑いが、笑いの中に哀愁や鼓舞激励が織り込まれ、さまざまな顔を見せてくれる登場人物たちがとてもチャーミングだと思いながら拝見しています。今作も出演者として、一視聴者として毎話楽しみにしたいと思います」と魅力を語る。

そして、「主演の小栗旬さん、小池栄子さん、大泉洋さんは以前も共演させていただいたことがあり、八重にとっても大きく関わってくる役どころを演じられるので、またご一緒できることがとてもうれしいです。豪華なキャスティングで緊張しますが、素晴らしい先輩方のお姿から様々なことを学ばせていただけたらと思います」と小栗らとの再共演を喜んでいる。

本作は、源頼朝にすべてを学び、武士の世を盤石にした男、二代執権・北条義時の物語。華やかな源平合戦、その後の鎌倉幕府誕生を背景に、権力の座を巡る男たち女たちの駆け引きを描く。三谷氏が大河ドラマの脚本を手掛けるのは、『新選組!』(2004年)、『真田丸』(2016年)に続いて3回目。

今月9日に番組公式ツイッターで三谷氏のコメント動画などが公開され、八重、上総広常、後白河法皇を演じるキャストを15日に発表すると予告していた。

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