放送がスタートしてから、すでに反響は届いているそうで、「自分のSNSに来る評判をチェックするのですが、めちゃくちゃ評判いいです(笑)。私調べですけど、楽しく学べているというご意見をたくさんいただくのでよかったです」と安心。「最初は私も何も知らない状態だったので不安で、そこに関しては共感してもらえたと思います。私もわからないことはどんどん聞こうと思っています」と中国語未経験の視聴者と同じ目線で学んでいく。

イモトが頑張る姿を通じて中国語に触れる人も増えそうだ。そんな視聴者に向けて、イモトは「収録が始まって2カ月くらいで私も不安を感じています。私も追い込まれているので、『大丈夫ですよ』と言いたい(笑)。最初に脱落する時期もこれくらいかなと思いますが、大丈夫、私も同じ気持ちです(笑)。ただ、週に1回でもこの番組で触れることで、いろいろと思い出したり、ちょっと発音してみるだけで違うと思います。恥ずかしがらずに発音は思い切り言うことを心掛けていきましょう」とエールを送る。

現在は地球規模のコロナ禍で、自由な海外旅行はままならないが、放送を通して伝えたいことがあるとイモトは言う。「確かに今、語学を学んでも、すぐ旅行先で使えるという環境ではないけれど、語学を学ぶって、とってもワクワクするんですよね。今は実際に現地には行けないけれど、現地のことに興味が湧いて、文化を知ろう、人に会ってみようというきっかけになると思うし、きっかけになるといいなと思っています。私自身、この番組がきっかけで、今は中国ロケに行ったら楽しいかも! と思えているので」。

1年後、イモトはどう変化しているのか、未来の自分を最後に想像してもらった。「どうなっているんだろう(笑)。中国に1人で行き、空港で税関を通過し、タクシーでホテルに行って、チェックインして部屋に泊まって、近くのレストランでご飯を食べて…くらいのことはしたいですね。中国語でそこまでできているとうれしいけど、どうでしょうね。もう2カ月も経っていますからね(笑)。置いていかれないように、心折れないように、楽しみながら頑張りたいです!」。

■イモトアヤコ
1986年1月12日生まれ、鳥取県出身。大学在学中に日本テレビ系バラエティ番組『世界の果てまでイッテQ!』で世界各国にロケへ出かけ、体を張ったチャレンジ企画に果敢に挑む姿が視聴者の共感を集め、一躍人気タレントに。ほかTBSラジオ『イモトアヤコのすっぴんしゃん』にレギュラー出演。女優としても、ドラマや舞台などで活動中。また、昨年11月に初エッセイとなる『棚からつぶ貝』を発売した。

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