実際に人と会わずオンライン上で飲み会をすることが多くなりました。Zoom飲みは今までなかなか会えなかったような遠く離れた場所にいる人とも気軽に飲み会を開催することができます。今回はZoom飲みの方法を紹介していきます。

  • Zoom飲みを開催する方法

    Zoom飲みの方法を紹介します

Zoom飲みを開催する方法

Zoom飲みを開催するにはどのような手順が必要なのか、順を追って解説していきます。

部屋を作る

Zoom飲みをするためには、現実の飲み会と同じように場所が必要です。この場は「ミーティングルーム」といいます。

ミーティングルームの立ち上げ方は、Zoomのアカウントさえあればいたってシンプルです。サインアップをして「ミーティングを開催する」の項目から部屋を立ち上げることで、すぐにルームを作って飲み会を始められます。

ミーティングルームにはさまざまな機能がありますが、基本的にはその部屋のホストとして立ち上げた人が管理していきます。

  • Zoom飲みを開催する方法

    ここからサインアップして部屋を作ります

飲み会を周知する

Zoom飲みをすることが決定すれば、その開催場所となるミーティングルームを周知しましょう。Zoomのミーティングルームには、それぞれ部屋ごとのIDやURLが割り振られ、その情報を共有することで参加者が入室できるようになっています。

  • Zoom飲みを開催する方法

    あらかじめ日程を決めて周知しましょう

日程を決めて飲み会を開催する場合は、事前にスケジュールを設定しておきましょう。ホームから「ミーティングをスケジュールする」を選び登録すると、飲み会の何日か前に周知しておくことができます。

  • Zoom飲みで気をつけること

    適度に節度あるオンライン飲みを心がけましょう

場面ごとのZoom飲みの方法

Zoom飲みならではの工夫を、小規模の場合と大規模な場合で紹介していきます。

小規模の場合

数人~10人未満ほどの比較的小規模の飲み会の場合は、スタンダードなミーティングルームを立ち上げるだけで十分でしょう。

Zoomでは発話者の枠が緑色に変わるため、誰が話しているのかわかります。とはいえ、実際に目の前にいる時と違い会話が重なってしまうことも多々あり、少し発言しにくいと思うこともあるかもしれません。

そんなときはリアクション機能を使ってみましょう。「拍手」や「笑顔」など簡単なジェスチャーをすることができるので、相手の発話時にはこのリアクションを使って盛り上げられます。

  • 場面ごとの飲み会の方法

    手を挙げる機能をうまく使い意思表示します

また、「手を挙げる」という機能はセミナーなどで多数決を取る際に使われるジェスチャーですが、飲み会で応用すると「発言したい」というような意思表示をすることもできます。

このように、現実の飲み会で流れるような空気の変化を、オンライン上のジェスチャーで補うと、Zoomならではの楽しい飲み会をすることができるでしょう。

大人数の場合

大きな会社の新人歓迎会や懇親会の場合は、大勢が1画面に集まるため1つのミーティングルームで行うには混雑してしまいます。そこで役に立つのが「ブレイクアウトルーム」機能です。

この機能はミーティングルーム上にさらに細分化した小部屋を作り、そこに参加者を割り当てて会話をすることができるというものです。設定次第では、ホストが自由に参加者を割り当てることができたり、完全にランダムで部屋に割り当てたりできます。

  • 場面ごとの飲み会の方法

    グループ分けで小部屋を作ることができます

詳細な設定次第では、時間ごとに部屋を割り当て入れ替えることもできます。そのため、懇親会のような大人数のZoom飲みの場合でも工夫次第で一通り参加者が喋ることができるでしょう。

Zoom飲みで気をつけること

お店など外での飲み会と違い、終電や閉店時間といった外部要因は少ないZoom飲みでは、終わるタイミングが分からないなどのデメリットがあります。Zoom飲みをする際に気をつけるべき点も押さえておきましょう。

終わり時間を設定する

Zoom飲みにおいて大事なのは、事前に終了の時間を決めることです。そうでなければ、各々の家にいながら飲み会ができるという特性上、時間の許す限り続いてしまいかねません。

そのため、いつまでに飲み会を終了するといった取り決めが必要です。Zoom飲みではその当事者の家にも家族がいることもあり、あまり遅くまで喋り続けると迷惑になってしまうので注意しましょう。

カメラの切り忘れ

ビデオをオンにしていた場合、最後にカメラを切り忘れないよう注意しなければなりません。飲み会では時間が経つほどに酔っ払ってしまう参加者もいるでしょう。飲み会が終了してもミーティングルームから退出しなかったり、カメラがONのままになっていてプライベートな時間を他人に見られてしまったりといった事態も考えられます。

さらに、飲み会中に画面共有などを行っていて、会社の重要な事項をうっかり晒してしまうというようなことにもなりかねません。

楽しく飲み会に参加するのはいいですが、開催場所が自宅というプライベートな場所でもあることを念頭に置き、注意しながら参加しましょう。

Zoom飲みは40分しかできない?

アカウントのグレードにもよりますが、Zoomの場合、3人以上の通話には時間制限があります。無料会員のみの場合は2人までは無制限ですが、3人以上になると最大で40分までとなります。

ホストが有料会員の場合は、時間制限なくルームを維持することができますが、無料会員であった場合は40分で終了します。続けたい場合は、新たにルームを立て直し行うことは可能ですが、Zoom飲みを心置きなく楽しみたいなら有料会員になる方がおすすめです。

  • ZOOM飲みは40分しかできないって本当?

    ある程度のリミットを設けて飲み会を開催しましょう

Zoom飲みは時間を決めて節度を守り楽しみましょう

Zoom飲みはどこでもできて、気軽に始めることができますが、お酒の場では気が緩むと思わぬ失敗をしてしまう可能性もあります。

それは現実の飲み会でも、オンライン上の飲み会でも同じことがいえます。家で飲めるからといって、無茶な飲み方はせずに適度に楽しめるようなZoom飲みにしましょう。