「期限までに大切な書類を提出したい」「急いで荷物を届けたい」……。こういったケースでは、郵送日数がどれくらいかかるのか気になりますよね。今回は郵送にかかる日数を場所やサービスごとに検証していきます。知っておくと便利な早く届ける方法も紹介していきますので、郵送を用いる際にはぜひご活用ください。

  • 郵送にかかる日数と確認方法

    どのくらいの日数が郵送にかかるのか検証していきます

郵送日数の確認方法

郵送にかかる日数の目安は、日本郵便のホームぺージ(HP)で確認できます。配達方法、さらに午前と午後のどちらのタイミングで出したかによって目安となる日数が表示されています。なお、この日数は郵便局の窓口で出した場合のものです。ポストで出した場合は集荷時間によって異なるので注意しておきましょう。

日本郵便 郵送日数確認ページ

普通郵便にかかる日数

上述のように、郵送にかかる日数の目安は日本郵便のホームぺージで確認可能です。ここからは具体的なケースごとにどれぐらいの日数を要するのかをみていきましょう。

同じ市内・区内の場合

同じ市内の場合の日数を見てみましょう。郵便番号を検索するとこのような画面が出てきます。これは、東京都の同じ市内に郵便物を出した場合の結果です。同じ市内ならば、基本的に荷物を送った翌々日には届くことがわかりました。区内も同様に翌々日に届く予定であることが確認できます。

  • 郵送にかかる日数と確認方法

    同じ市内および区内の場合、基本的に荷物を送った翌々日には届くことがわかりました(※画像は日本郵便のHPより)

同じ都道府県内の場合

次に同じ都道府県内の場合を見てみます。東京都を例に、23区外の多摩市から、葛飾区へ届けるための所要日数を調べました。こちらも同じ市内と同様に「翌々日には届く」という結果になりました。

  • 郵送にかかる日数と確認方法

    こちらも同じ市内と同様に「翌々日には届く」という結果になりました(※画像は日本郵便のHPより)

面積の広い北海道や離島地域は例外にあたるかもしれませんが、同じ都道府県内なら、2日で郵送が行われると言えそうです。

同じ地方

では、同じ地方ではどうでしょうか。同じ関東である東京都から神奈川に郵送した場合の結果は、県内の郵送と同様の結果でした。

ただ、同じ地方といっても、距離が離れている場合もあります。そこで、東北地方を例にしました。以下が青森県から福島県に郵送した結果です。

  • 郵送にかかる日数と確認方法

    青森県から福島県に郵送した場合(※画像は日本郵便のHPより)

手紙やはがきは3日後の予定となっています。東京-神奈川間は翌々日に届くため、比較して1日の差が出ました。青森県と福島県はかなり距離があるため、同じ地方に郵送でかかる日数としては3日程度を目安にするとよいでしょう。

違う地方

続いては離れた地方に送る場合を調べてみました。東京都から大阪府に郵送した場合です。

  • 郵送にかかる日数と確認方法

    東京都から大阪府に郵送した場合(※画像は日本郵便のHPより)

手紙やはがきは翌々日には到着しているという結果となりました。このことから、東京-大阪間に関しては、2日後には郵便物が到着していそうです。

海外の場合

最後に海外に送るケースをみてみましょう。海外の場合も、日本郵便のHPから日数を確認できます。国や配送方法を細かく設定し、料金も確認できるので便利です。

以下は、東京都からアメリカのカリフォルニア州に50gの手紙を送った場合の結果です。

  • 郵送にかかる日数と確認方法

    (※画像は日本郵便のHPより)

国際スピード便だと料金は高くなりますが、わずか2~3日で届くことがわかります。ただ、通常の航空便でも5~8日で届きますし、金額も数百円程度ですみます。そこまで急ぎではないのであれば、通常便でいいでしょう。

HPの検索だけではなく、お届け日数表から確認する方法もあります。以下は、日本郵政のHPにある「お届け日数表」を抜粋したものです。

東京から海外に国際スピード便で郵送した場合、国ごとに標準的にかかる日数を示しています。アメリカへは2~3日で荷物が届くと先ほど確認しましたが、国によっては、1週間以上かかる場合もありそうです。

  • 郵送にかかる日数と確認方法

    お届け日数表の画面(※画像は日本郵便のHPより)

各国のお届け日数が表になっているので、大体の目安を知りたいときに活用できます。詳細となっている国は標準日数を出すことが難しいので、先ほど紹介した詳細検索から、国の地域別に検索をしてください。

速達にかかる日数

普通郵便が届くまでの日数が伸びたこともあり、以前に比べ速達と普通郵便が届くまでの所要日数に1日以上の差が出るようになりました。

例えば、同じ市内に手紙を送る場合は以下のようになっています。

郵便物の種類 午前に差し出し 午後に差し出し
手紙・はがき 翌々日 翌々日
速達 翌日午前 翌日午前

普通郵便は翌々日ですが、速達の場合は翌日午前に届きます。

レターパックにかかる日数

同じ市内にレターパックを送る場合は翌日午前に届きます。ただし、レターパックでも「レターパックライト」の場合は、配達状況によってさらに1日程度日数がかかることもあるようです。

郵便物の種類 午前に差し出し 午後に差し出し
手紙・はがき 翌々日 翌々日
レターパック 翌日午前 翌日午前

土日祝日や年末年始は郵送される?

土日祝日は郵便局が開いていない場合もあります。せっかく急いでポストに投函しても、「取集されなかったらどうしよう」と不安になるかもしれません。ここからは休日や祝日、年末年始の郵送について紹介します。

普通郵便の土曜配達が休止に

結論から言うと、月曜から金曜はどの配送方法でも配達が行われています。ただ、手紙やはがきの普通郵便およびゆうメールの配送は2021年10月2日以降休止となっています。もともと普通郵便は1月1日を除き、休日(日曜日)・祝日は配達を休止しているため、「土日は普通郵便およびゆうメールが配送されない」という認識を持つようにしましょう。

休日・祝日でも配達が行われているのは以下の場合です。

  • 速達、書留、代金引換、配達時間帯指定郵便、配達日指定郵便等の特殊取扱とした郵便物
  • 電子郵便(レタックス)
  • 特定封筒郵便物(レターパック)
  • ゆうパック
  • ゆうパケット(クリックポスト含む)
  • ゆうメール(特殊取扱としたものに限る)

ただ、「土日にポストに投函することは無意味」というわけではありません。ポストの取集作業は毎日行われているため、休日や祝日でも取集時間までにポストに入れることでスピーディーな配達につながるかもしれません。

それぞれのポストの本体に取集の時間が記載してあるので、近くのポストを確認してみるといいでしょう。

年末年始の郵送スケジュール

年末年始に郵送するものと言えば年賀状です。郵便局では例年、年末年始期間中は特定の2日間を除き、通常の配達が行われています。休日・祝日に対応するサービスでは毎日配達が行われていますし、1月1日はどの曜日でも必ず配達が行われる対応となっています。

  • 土日祝日、年末年始は郵送される?

    郵便に関する業務は毎日行われています

郵便物を早く届ける方法

締め切りが迫っている書類を届けるなど、急いでいるときに便利な方法を6つ紹介します。

速達を使う

速達は基本料金に加算することで通常よりも早く届ける配送方法です。封筒の所定の位置に赤い線を引き、プラスの料金の切手を貼ればポストへの投函も可能です。速達を使うと一日から半日通常よりも早く郵送されます。休日を挟んでしまうときや、書類や手紙など郵便物を早く届けたい場合に使いましょう。

関連記事: 速達で封筒を郵送する際の正しい書き方 - 送り方のマナーと郵便料金まで解説

窓口に届ける

窓口に届けることで取集時間が短縮され、早く届く可能性があります。特に、通称「本局」と呼ばれる大きめの郵便局で出すとよりスムーズです。ゆうゆう窓口がある郵便局は本局の可能性が高いです。ゆうゆう窓口とは、休日や夕方17時以降も郵便物や荷物の受け付けを行う窓口です。早く出したいとき、休日に出したいときは、本局の窓口に行ってみましょう。

配達時間帯指定郵便を使う

配達時間帯指定郵便は、配達時間の指定ができる配送方法です。配達時間帯指定郵便料をプラスすると、午前、午後、夜間の3つの時間帯から届けたい時間帯を選べます。

例えば、10月1日午前に速達郵便で翌日午後に配達される地域に届けるとします。すると、10月2日午後・10月2日夜間・10月3日午前の時間帯が選べます。最速で速達と同じ早さで届けることができるのでこちらもおすすめです。特に相手が夜間しか受け取れない場合に、早く届けることができるので速達とうまく使いわけてみるのがいいでしょう。

レターパック

レターパックは、祝日・休日にも配達を行っているので速達と同じぐらい早く届くことが多いでしょう。

関連記事: レターパックの送り方とは? 手順や送るときの注意点をまとめて解説

ゆうパックを使う

ゆうパックもレターパック同様、はがきや手紙と比較すると早い傾向にありますが、場合によってはレターパックの方が半日早いこともあります。

  • 郵便物を早く届ける方法

    配送方法によって届く日数が変わります。地方や配送物のおおきさによって賢く選択しましょう。

まとめ

郵送にかかる日数の目安は、日本郵便のHPで簡単に確認することができます。地域や配送方法などによって差が生じるので、ご自身で日数を確認しておくと安心です。

また、郵送する際は日付に余裕を持って送ることをおすすめします。急ぎの場合は、便利な方法を活用しましょう。

※今回紹介した内容は、記事執筆時のものであり、変更している可能性があります。