4月29日公開の映画『FUNNY BUNNY』の完成披露上映会が30日、都内で行われ、中川大志、関めぐみ、飯塚健監督が出席した。

映画『FUNNY BUNNY』の完成披露上映会に出席した中川大志(左)と関めぐみ

映画『FUNNY BUNNY』の完成披露上映会に出席した中川大志(左)と関めぐみ

本作は2012年に上演されて大いに反響を呼んだ飯塚監督のオリジナル戯曲を映像化。舞台版では謎が謎を呼ぶという緻密なプロットが演劇ファンを熱狂させ、のちに飯塚自らの手によって小説化もされている。自殺志願者を見分ける能力を持つ、自称"小説家"の剣持聡(中川大志)が自らの正義のもとで繰り広げる奇想天外な騒動を描く。

この日は、観客を招いての上映会が行われ、その前にキャストと飯塚監督が登場して舞台あいさつが行われた。今年1~2月に撮影が行われ、急ピッチで仕上げた本作。「話が動き出してからあっという間のスピードでしたね」と振り返った中川は「僕が高校1~2年生の頃に飯塚監督と出会って間もない時にこの小説をいただきました。その時はまさか自分が演じるとは思ってもいませんでしたが、そこから監督とお仕事をしていく中でいつか映像化できたら良いなと思っていました。数年越しに夢が叶いようやく実現したので、撮影初日は『FUNNY BUNNY』やってるな~と思いましたね」と感慨深げ。

劇中で演じた剣持聡はカリスマ性があって人々を魅了するキャラクターで、「そこは僕が持ち合わせている部分と言いますか」と自画自賛するも「剣持は小説を書く男なので説得力があって、色んなものがにじみ出る背中にしたかったんです。この映画の中でもウサギが増えていきますが、お客さんも付いてくるような男にしなくてはいけないと責任重大だったのでビビってました」と語った。

そんな中川について関は「撮影中は、剣持の役柄でいかつさをずっと出していましたが、大志くん自身は明るくて皆のことを見ているし、スタートの時も絶対に声を出してくれました。気合を入れてくれる時は頼りになるんで、付いていこうと思いましたね」と座長として全面の信頼を寄せたという。

劇中の前半では中川が演じる剱持と岡山天音演じる漆原が絶対に借りられない本を求めて図書館へ強奪しに行く。それにちなみ、「手段を選ばず手にしたいものは?」という質問に関は「撮影していた宮城の大崎市はお米が美味しかったので、美味しく炊ける土鍋が欲しいです。この映画は配信もあるので配信が見られるネット環境を整えたいですね」と回答。中川は「僕は身長があと1cm欲しいんです。プロフィールに180cmと書きたいじゃないですか。書けない性格なのであと1cmなんとかしてバレないように色々デカく見せているんですよ」と意外にもさらに身長が欲しいという。するとMCから「その為に何かしている?」と問われて「特にしてないですね(笑)」と苦笑しつつ、「よく寝てカルシウムを摂ります(笑)」と自身に言い聞かせていた。映画『FUNNY BUNNY』は、4月29日より映画館&auスマートパスプレミアムにて同時公開。