高橋悠也×東映 シアタープロジェクトTXT vol.2 「ID」の出演者が23日、明らかになった。

同作は『仮面ライダーゼロワン』他、多数の作品の脚本を手掛ける高橋悠也が作・演出する完全オリジナルの新作演劇作品。2019年6月に高橋悠也×東映シアタープロジェクト TXT vol.1「SLANG」が上演され、今回が第2弾となる。とある委員会の極秘実験にて、意図的にデザインされた男女。身長と体重が設計され、思考回路が組み込まれた。人格や感情がコード化され、自在にインストール・デリートされる。彼らはまるで人間のように社会に紛れ込んで生きる為に作られたアバターだった。委員会の都合によって一方的に人格が書き換えられていく不条理な実験の中で、彼らは狂おしくも美しく生きようとする。

出演するのは、ミュージカル『刀剣乱舞』や東映ムビ×ステ 映画・舞台『死神遣いの事件帖』ほか、舞台・映画・テレビドラマ等で活躍の崎山つばさ、舞台『刀剣乱舞』加州清光役の出演が注目の松田凌、乃木坂46の元メンバーで卒業後も舞台を中心に活躍し、TXT vol.1「SLANG」から引き続き出演する井上小百合、先日メジャーデビューした7ORDERの一員で、舞台でも存在感を発揮している萩谷慧悟、劇団EXILEに所属し『仮面ライダーエグゼイド』九条貴利矢 / 仮面ラ イダーレーザー役でおなじみの小野塚勇人、『仮面ライダーゼロワン』滅/仮面ライダー滅役の砂川脩弥、ミュージカル『ビッグ・フィッシュ』ほか女優として独特の存在感で作品を作り出す一方、アーティストとしても活動する鈴木蘭々。

7人のメインキャストは本作にて1人2役を演じ、さらに黒川一樹が出演する“Male ver.”、勝亦利恵が出演する“Female ver.”と、出演者の異なる2バージョンが存在する上演形態となる。出演者発表にあわせてティザービジュアルも公開され、公演内容やチケットの販売等、本作の詳細は随時特設HPにて更新される。東京公演はよみうり大手町ホールにて6月17日〜27日、大阪公演はサンケイホールブリーゼにて7月2日〜4日。

崎山つばさ コメント

舞台「ID」に出演させていただきます、崎山つばさです。
今回は一人二役を演じるということでいつもより二倍台本と向き合うことになりますが、その分楽しみも二倍になります。どんな役回りかはビジュアル撮影の時に少しだけ聞いて既に楽しみは四倍に上がっています。
今のうちから日常で二つの顔を持って生活したいと思います。一つは普段通りの自分で、もう一つは蜘蛛のスーツを着たヒーローになろうと思います。
どんな舞台になるか楽しみにしていて下さい。

松田凌 コメント

舞台「ID」出演させて頂きます松田凌と申します。
IDなるものの意味はなんぞや。
identificationすなわち身分証明でしょうか?
人類とは、進化とは、誕生とは?
8名の演者で体現する世界はまだ誰しもが行ったことのないような世界になりそうです。
血が滾ります。
初めの疑問の答えは舞台上にあると思います。
確かめにいらして下さい。
劇場にて心よりお待ちしております。

井上小百合 コメント

第一弾のときには、人間の持つ言葉の力に着目した題材に葛藤しながらも、カンパニー一同、作品と向き合いぶつかっていったことが非常に楽しく、私にとって大きな経験となったので、第二弾のお話をいただけたときはとても嬉しかったです。

作・演出の高橋さんの描く世界には「目に見えないものを取り扱う」奥深さがあって、とても繊細な作業ではあるのですが、今回はまた違った葛藤が待ち受けていそうで、どんな作品になるのかわくわくが止まりません。

第一弾から約2年が経ち、さらにパワーアップした姿をお届けできたらと思っております。

萩谷慧悟(7ORDER) コメント

この度、舞台「ID」に出演させて頂くことになりました萩谷慧悟です。
今回僕としては一人二役の舞台が初めてで、楽しみと緊張でドキドキです!

開発する側と開発される側、普通なら同時に演じることのない役柄をどう演じるか、どのような演出がなされるのか、想像するだけでワクワクします!

このようなご時世の中、舞台に立って演劇をすることができるのはサポートしてくださる方々、そして演劇を必要と観に来てくださる方々のおかげなので皆様のご期待に応えられるよう精一杯演じさせていただきます!

よろしくお願いします!

小野塚勇人(劇団EXILE) コメント

今回、舞台「ID」に出演させて頂きます。
高橋悠也さんには『仮面ライダーエグゼイド』の時に脚本として入って頂き、本当にお世話になりました。
そんな高橋さんが脚本だけでなく、演出もして下さる舞台でまたご一緒できるなんてとても嬉しいです!
一体どんな公演になるのか今からすごくワクワクしています。
夏に公演となりますので、それまでに皆さんが安心して劇場へお越し頂ける事を願いながら、稽古を頑張っていきたいと思います!
皆さまぜひ楽しみにしていてください。

砂川脩弥 コメント

舞台「ID」に出演が決まりとても嬉しい思いです。
脚本、演出の高橋悠也さん、そして豪華なキャストの方々とご一緒できるのはもちろん一人二役のストレート芝居ということで、今からわくわくしています。
ビジュアル撮影の時に着た衣装もかっこよく、独特の世界観を放っているので楽しみにしていてください。
皆さんの心に残る作品を一丸となって作っていきますのでぜひ劇場まで足を運んで頂けると嬉しいです。

鈴木蘭々 コメント

遂にこんな日がやって来てしまいました。出演者やスタッフがほぼ年下…どんな稽古が、そして、どんな本番が待っているのでしょうか…(笑)。諸先輩方の演じる背中を追って来たばかりの私が、背中を見られる立場となる少しばかりのプレッシャー…そして1人2役…今まで演じた事の無いような役所…と、私にとってこの作品はチャレンジでもあり、不安でもあり、しかし楽しみでもあります。良き作品の一部となれるよう頑張ります。

高橋悠也(作・演出) コメント

近年、特撮作品に関わっていることで縁が深い東映とのプロジェクト。
大変光栄なことに第二弾をやらせていただくことになりました。
2019年に上演した第一弾「SLANG」では、言葉というものをテーマに、
「僕たちの世界には存在しない言葉」を舞台上で作り上げる試みに挑戦しました。
第二弾は「ID」です。
近年、人工知能をテーマに扱った「仮面ライダーゼロワン」に携わった経緯もあって、
新たな切り口からSFに挑みたいという思いのもと、本作を立案しました。
デジタルIDの爆発的普及によって、僕たちの個人情報も顔も指紋もデータになった近代。
はたして次は、僕たちの何がデータになっていくのか。
舞台は、自分が思い描く世界を限りなく100%に近い純度で表現できる貴重な場だと思っています。
まさに今の自分のIDともいえるような作品になりそうです。
そして何より、今回もとても魅力的で才能豊かなキャスト・スタッフが参加してくれることになりました。
一同、渾身の思いで、「僕たちの世界には存在しない何か」を舞台上で作り上げたいと思っています。
はたしてどんなものが出来上がるのか今から楽しみでなりません。
ぜひご期待下さい。

  • 崎山つばさ

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