追跡をつける方法・料金まとめ

追跡をつけると安心につながるとわかったところで、「追跡サービスの種類ややり方がわからない」という人のために、追跡をつける方法を紹介します。

追跡をつけるには、「オプションサービスとして追跡をつける方法」と「追跡がついている郵送サービスを利用する方法」があります。細かくその方法を見ていきましょう。

オプションサービスとして追跡をつける方法】{#ID6}

(1)特定記録

特定記録は手紙やはがき、刊行物などの郵便物、あるいは1kgまでの荷物をポストから送れる「ゆうメール」で利用できます。基本料金に160円を加算することで追跡ができるようになります。安価に追跡してほしいという人におすすめの方法です。

特定記録をつけたい場合はポストに投函せず、郵便局の窓口で手続きをしてください。

(2)書留

郵便状況が記録される書留は特定記録と同様に郵便物、ゆうメールで利用可能な窓口でつけられるオプションです。

特定記録との違いは、「賠償」の有無と受け取り方法です。書留は、万が一郵便物が壊れたり、届かなかったりした場合に損害要償額の範囲内で実損額を賠償します。

さらに、書留は郵便受けへ届けるのではなく、指定された人が対面で受け取ることになります。会社へ書留で書類を送ると受け取り手に手間をかけてしまうため、指定がなければ書留は避け、特定記録を使った方がいいとされています。

書留には「簡易書留」「一般書留」「現金書留」の3種類があります。

【簡易書留】

簡易書留は5万円までの補償付きで、引き受けと配達のみを記録します。基本料金に320円が加算されます。

【一般書留】

一般書留はさらに細かい配達過程を見たり、5万円以上でも実損額を賠償したりします。基本料金に435円を加算すると10万円まで補償され、損害要償額が5万円増えるごとに21円が加算されます(上限500万円)。

【現金書留】

現金書留は、現金を送る場合の一般書留です。基本料金に435円を加算すると1万円まで補償され、損害要償額が5,000円増えるごとに10円が加算されます(上限50万円)。

「賠償があるとさらに安心できる」 「現金でのやりとりがしたい」「対面で確実に届けたい」という人は、書留を活用してください。

追跡がついている郵送サービスを利用する方法

(3)ゆうパック

ゆうパックは、主に荷物を郵送するときに使います。宛先とサイズ・重量によって料金が決まり、コンビニからも郵送が可能なので、郵便局に行く時間が無い人にとっても便利です。

(4)ゆうパケット

ゆうパケットは、小さい荷物の郵送に使います。厚さによって料金が決まるので遠方へ郵送する際にはお得に使えます。厚さが1cm以内なら250円、2cm以内なら310円、3cm以内なら360円となっています。ポストへの投函が可能です。

(5)クリックポスト

クリックポストも、規定のサイズまでなら全国一律料金198円でで郵送可能なサービスです。「長さ14cm~34cm」「幅9cm~25cm」「厚さ3cmまで」「重さ1kg以内まで」の条件を満たす小型の荷物を送る際に便利です。

レターパックライト

レターパックも全国一律料金で郵送可能なサービスです。厚さが自由なので、さまざまなものを送ることができます。料金は、370円です。

(6)レターパックプラス

レターパックプラスもライトと似たサービスですが、対面での受け取りとなります。料金は、520円です。

(7)レタックス

レタックスは祝電、弔電に使われるサービスです。台紙にメッセージを添えて送るため、料金は台紙によって異なります。レタックスで追跡情報を照会するためには、WEBからの申し込みが必要なので、注意しましょう。

着払いでも、追跡はつけられる?

着払いで郵便物や荷物を送るとき、「自分が心配でつけた追跡で着払いできるのか」と疑問に思われた経験を持つ人もいるかもしれません。結論は、「着払いでも追跡をつけることは可能」です。

ただし、すべての郵便物や荷物に対応しているわけではありません。元々着払いに対応しているのはゆうパック、ゆうパケット、ゆうメールのみです。

着払いかつ、追跡を使いたい場合は、これらの郵送方法を利用する必要があります。トラブル防止のために着払いを使う際は、相手方に必ず事前の承諾を得てください。

特にゆうメールは、オプションで郵送料金が加算されてしまうので、追跡について相手に理解してもらいましょう。

  • 追跡をつける方法・料金まとめ

    オプションでつけるか、元々追跡がついている郵送サービスの利用で追跡が可能です

追跡の確認方法

追跡をつければ簡単に配達状況を確認できます。ここからはその確認方法を紹介します。

日本郵便のHPで確認できる

遅くとも、郵送の翌日以降から日本郵便のHPで配達状況を確認することができます。そのときに必要なのはお問い合わせ番号です。郵便局で郵便物を出したときや、荷物の郵送サービスを活用したときにわかる番号です。

お問い合わせ番号を相手方に伝えれば、相手もどこに荷物があるのか知ることができます。自分が郵送したことの証明にもなるので、追跡番号を教えることをおすすめします。

逆に、自分がネット通販などで商品を購入し、相手が日本郵便を利用していた場合には、荷物がどこにあるのかわかるかもしれません。配送完了メールにこのお問い合わせ番号が書いてある可能性があるので確認してみてください。

郵便追跡時の用語説明

HPの追跡の確認画面上には「状態発生日時」「配送履歴」「郵送物がある郵便局」「県名」が表示されています。例えば、

「02/20 17:00 引受 ○○郵便局 ○○県」

という表記がされていたとします。このときの「引受」という配送履歴の言葉がわかりにくいという人のために用語を紹介します。

引受:郵便物を、出した郵便局で受け取った

中継:その郵便局を通過したこと。遠距離の郵送では何度か表示される場合がある

到着:相手方の最寄りの郵便局に郵便物が到着

持ち出し中:郵便物を運ぶために配達員が持ち出している

保管:持ち出したが、時間内に届けることができなかったので、一度郵便局で保管

お届け先にお届け済み:相手方のポストに投函完了または、直接受け取ってもらった

ご不在のため持ち戻り:ポストでのお届け以外で相手が不在のため、郵便局で保管

日本郵便の追跡サービスでは、以上の言葉が配送履歴欄に表示されます。

なお、ゆうパックと一般書留以外では中継は表示されず、引受の次のステータスは到着となります。

  • 追跡の確認方法

    日本郵便のHPにお問い合わせ番号を入力することで、情報の照会ができます

まとめ

追跡サービスは、郵送物がどこにあるか知ることができる便利なサービスです。必要に応じて、元々追跡がついている郵送方法を活用したり、郵便物に対してオプションとして選択したりすることで、自分も相手方も安心して郵送することができます。

問い合わせ番号があれば、日本郵便のHPから簡単に荷物の位置を確認できるので、大切なものを確実に届けたい場合は追跡サービスを活用してください。