日本に住んでいると当たり前の文化や風習が、海外の人から見るととてもユニークで不思議に見えるということがあります。

台湾にお住まいのKyo Kaiさん(@kai_chiawei)がツイッターに投稿した、日本に来て1ヵ月ほどの頃に気づいた、不思議な念仏を唱える不気味なトラック……。その正体に、ツイッターが盛り上がっていました。

謎のトラックの正体とは、まさかの「石焼き芋」屋さんでした。ずっと日本に住んでいる人からすれば、「石焼ぁ~き~~芋ぉ~~お芋~~」というあの独特のアクセントで放たれる歌声は、馴染みが深いもの。よだれが出ることはあれど不気味だとは思いませんよね。 この投稿に、多くの読者からは「確かに言葉がわからないと念仏に聞こえて怖いかもです。日本人にとっては聞くとワクワクしてお腹がすく声なんですけどね」「『い~しやぁ~きいもぉ~』という言い方だとお経っぽく聞こえるのかなぁ。電車内でのアナウンス同様、独特な発音ですよね」と共感の声が。

中には「前にベトナム人と中国人とアメリカ人の人から『イシヤ~キイモ? とても悲しい歌です……なぜ、あのメロディなんですか!?」と不思議がられたことがあります」という人も。多くの海外の人からすると、あの歌声は不可思議なものに聞こえるのかもしれませんね。

ツイ主さんに聞いてみた。

――現在は台湾にお住まいとのことなのですが、この漫画の出来事は、いつ頃のお話なんでしょう?

Kyo Kaiさん:2018年の4月ぐらいです。東京都の江戸川区で、トラックを発見したときの話を描きました。

――他にも、日本に来たばかりの頃に不思議に思ったことはありましたか?

Kyo Kaiさん:そうですね、日本の牛乳パックには隠れメッセージのようなものが書いてあることがあり、それに感動しました! これも近いうちに漫画として発表したいテーマですね。

――おお、確かに、牛乳パックやお菓子の包み紙などいろいろなものにメッセージが入っていますね。あれも日本独特なものなんでしょうか……。ちなみに今回のツイートが、日本の読者から大きな反響を生んでいました。率直なご感想などはありますか?

Kyo Kaiさん:思ったより色々なコメントをもらってありがたかったです。皆さんのおかげで、漫画を描く自信もつきました。このような観察はこれからも続けて漫画を描いていきたいです。