女優の広瀬すずとアイドルグループ・嵐の櫻井翔が、4月スタートの日本テレビ系ドラマ『ネメシス』(毎週日曜22:30~)にW主演することが22日、明らかになった。

  • 広瀬すず(左)と櫻井翔=日本テレビ提供

このドラマは、天才すぎる助手・美神アンナ(広瀬)とポンコツ探偵・風真尚希(櫻井)の凸凹バディが難解な事件を説いていくオリジナルストーリー。毎話、2人をサポートする助っ人が次々に登場し、『オーシャンズ11』のようなチーム戦を繰り広げるという。そのキャストは、後日発表される。

そして2人の目的は、突如失踪したアンナの父を探すこと。1つ1つの事件を解決し、父につながるヒントを見つけ出そうとするたびに、新たな謎が生まれてしまう。そして、全ての謎を解く鍵は、闇に葬られた20年前の“ある事件”にあることを知る…。

スタッフには、『SRサイタマノラッパー』『22年目の告白 ―私が殺人犯です―』などの話題作で知られる映画監督・入江悠氏が総監督を務め、映画スタッフが結集。『22年目の告白』『新解釈・三國志』『キングダム』『藁の楯』『ちはやふる』シリーズなどの映画を手がけた北島直明氏がプロデューサーを務め、今村昌弘、藤石波矢、周木律、降田天、青崎有吾という気鋭の推理小説作家たちが各話のトリックを監修する。

広瀬、櫻井、入江総監督、北島プロデューサーのコメントは、以下のとおり。

■広瀬すず
脚本を初めて読んだときの感想としては、とにかくテンポ感が面白かったです。笑えるとこも多いのに繊細で、ネメシスという家族のようなチームの温かさもあり、ここが居場所になるんだなぁとすぐに思える本でした。
入江組の撮影現場は、ラフな、そして、早い、とてもフラットな現場ですが緊張感もあるような。でも面白い楽しいシーンではスタッフさんが笑ってくれるのがとても印象的で、うれしいです。
“美神アンナ”を演じるうえで、自分の中に軸はあり、でもそれを感じてるのは私だけでいいかなと思いながら、自由人なアンナを、楽しみながら見てもらえたらうれしいです。意外とまだ18歳(アンナの年齢)という、、不意に出る素直な隠しきれない思いも大切にしたいです!

■櫻井翔
まずは、オリジナル作品のミステリーであること、そして映画スタッフが集結するというスケールの大きさに驚きました。
およそ3年ぶりのお芝居の現場。
入江監督のもと、まるで映画の撮影をしているかのような空気が流れる中、緊張感がありながらも楽しみながら撮影を進めています。
広瀬さんとは、映画『ラプラスの魔女』『NHK紅白歌合戦』でご一緒して以来、三度目の共演。
一緒にいる誰をも笑顔にしてしまう魅力の持ち主ですが、お芝居のスイッチが入ると、圧巻の一言です。
入江監督とは、演出していただく合間でのHIPHOP談義に話が尽きません。
個性と個性のぶつかり合い。
濃厚なセッションをしているかのような現場。
一日も早くご覧いただきたいとの想いを抱きながら、一日一日を丁寧に作り上げています。
沢山の人に愛される"風真"を作れたら。
日曜日の夜、ワクワクして目が冴えてしまうような作品を造れたら。
そんな想いで本日も撮影に挑んでいます。
どうぞ宜(よろ)しくお願い申し上げます。

■入江悠総監督
広瀬さん・櫻井さんとは、互いに目指すものが通じ合う瞬間が撮影現場で多々あり、それぞれのキャラクターが早い段階で見えてきました。凸凹感をブレンドした感じが絶妙なんです!
少し息苦しさを感じるいまの世の中に、大事なものを抱えながらも生き生きと躍動するアンナと風真は、視聴者が憧れるようなキャラクターになってくれるのではと思っています。
いつもの映画スタッフたちと映画と変わらない感覚で撮ってはいますが、視聴者の皆さまが次週を楽しみにしてくださるよう、連続ドラマだということを強く意識して撮影しています。そこは映画とは大きく違いますね。
オリジナル脚本なので、映像で見たときに驚きのあるトリックを考えたりと自由度を楽しめた半面、各話完結ものながらも全話を通して各話が複雑に絡み合いつながっていくという構成構築にとても苦労しました。
最終話に向けて、すごい仕掛けがありますので、是非最後まで見逃さずにご覧ください!

  • 入江悠総監督

■北島直明プロデューサー
子供の頃、テレビドラマで描かれる世界に憧れ、ワクワクしながら毎週の放送を楽しみにしていました。『木更津キャッツアイ』『池袋ウエストゲートパーク』『古畑任三郎』『ロングバケーション』『ひとつ屋根の下』『踊る大捜査線』『金田一少年の事件簿』などなど。今一度、ドラマ放送を待ちわびて、テレビの前に集まっていただけるようなドラマを作りたい!そういう想いで「ネメシス」を立ち上げました。
映画『22年目の告白-私が殺人犯です-』で、驚きのラストを作り上げた映画監督・入江悠氏を総監督に迎え、演出・片桐健滋氏、脚本家・片岡翔氏、5名の一流推理小説家の皆様と共に、極上のミステリー・エンターテイメント・ドラマを作り上げました。
万華鏡のように毎話、姿を変えていきます。1話1話が上質な謎解きミステリーであり、そして、謎を解けば解くほど、また新しい謎が生まれていく…さらに、最終回までに、気鋭の新人俳優から名優・名女優、総勢75名以上の俳優が出演します。毎週の展開が待ち遠しくなる、そんなドラマになっています。
広瀬すずさん、櫻井翔さんが演じる探偵バディと一緒に、笑って、謎を解いて、楽しい日曜の夜を過ごしていただけたら、と思います。
最後に、ドラマを楽しむキーワードを。「アンナ(広瀬すず)の父親、失踪の謎」「風真(櫻井翔)の過去」「栗田(後日発表)の思惑」「20年前の事件の真相」、そして、“黒幕は誰?”

●起用理由
広瀬さんには、「ちはやふる」にご出演いただいたときから、“無敵”な印象を持っていましたが、その後も、映画にドラマに舞台にと、八面六臂の活躍をされ、どんどん光り輝く女優になられました。
「美神アンナ」という“無敵な女性”を演じていただけるのは、広瀬すずさんしかいない、と思い、出演オファーをさせて頂きました。
これまでの広瀬すずさんの新しい一面にもご期待下さい!
飛んで、走って、唄って、戦って…楽しい“無敵女子”を演じていただいています。

櫻井翔さんは、絶対に一緒に仕事がしたい、と熱望していた方でした。これは、僕の夢でした。
『家族ゲーム』『ブラックボード』『神様のカルテ』など、“人間らしさ”を表現できる素晴らしい役者です。
「風真尚希」は、とても人間臭くて、人の為に頑張れる人です。
そして、一生懸命になり過ぎて、空回ってしまう、そんな愛らしい人です。
そういう人を演じることができるのは櫻井さんしかいない、と企画を立てた時から思っていました。
ですので、今回、オファーを受けて下さったことは本当にうれしく、そして、現場で見せてくださる芝居は、想像以上でした。
“役者・櫻井翔”を楽しんでいただけるドラマになっています。