アイドルグループ・関ジャニ∞の横山裕が、4月スタートのテレビ朝日系『コタローは1人暮らし』(毎週土曜 23:30~)で、連続ドラマ初主演を務めることが18日、明らかになった。

左から横山裕、川原瑛都=テレビ朝日提供

同ドラマは、累計部数100万部を突破した津村マミ氏の同名人気コミックを初めて映像化するもの。売れない漫画家・狩野進(横山)は子連れ入居禁止のアパートで、自堕落な日々を送っていたが、ある日突然、隣の部屋に1人暮らしの5歳児・さとうコタロー(川原瑛都)が引っ越してくる。誰よりもしっかりしているかと思えば、時に子どもらしい本音をのぞかせるコタローと衝撃の出会いを果たしたことで、狩野をはじめ同じアパートの住人たちも、大人としての責任や人を思いやる気持ちの大切さをあらためて実感し、少しずつ成長する。

横山は「30代最後に連続ドラマの初主演をさせていただけるということで、感慨深いものがあります。30代で培ったものをこの作品で出し切れるよう頑張りたい!」と気合十分。さとうコタローを演じる川原は「コタローは“うれしい”とか“楽しい”という感情を顔に出さないけど、強い気持ちをもっています。その気持ちを考えながら楽しく堂々と演じます!」と力強くコメントした。

横山と川原、津村氏のコメントは以下の通り。

■横山裕

――本作で連続ドラマに初主演することが決まった時の気持ちをお聞かせください。

原作を読んだのですが、とにかく胸に刺さるんです。いろいろな問題を「こういう角度から伝えるのか!」というマンガのパワーと、著者の津村(マミ)先生のスゴさを感じたこの作品に主演させていただくことが決まって、率直にうれしかったです。僕は今年で40歳になるんですが、30代最後に連続ドラマの初主演をさせていただけるということで、感慨深いものがあります。30代で培ったものをこの作品で出し切れるよう頑張りたいと思います。

――狩野進というキャラクターを演じる思いや、注目してほしいところはありますか?

コタローの発する言葉はエッジが効いていて、メッセージ性が強いんです。ハッとさせられることがたくさんあるし、それを言うのが5歳のコタローだから余計に響くんですよね。コタローが発した言葉を、受け皿となる狩野を介して視聴者の皆さんにどう伝えていくか…。そういう意味でも受け手が大事になってくるので、監督さんとお話しながら丁寧に演じて、視聴者の皆さんにメッセージを伝えていけたらいいなと思っています。

――初めてコタロー役の川原瑛都さんにお会いした印象をお聞かせください。

ドラマ化にあたって、まず最初に「コタローの役って誰がやるんやろう? こんな大人びた子どもをどう表現していくんやろう?」と、頭に“?”が浮かんだんですけど、今日初めて(川原)瑛都くんにお会いしたら、ものすごくしっかりしていました。末恐ろしいくらいに(笑)。ちょっと大人びているところなど、コタローと瑛都くんが重なる部分があるので、一緒にお芝居するのがすごく楽しみですね。あと、何万回と言われているとは思うんですけど…やっぱりカワイイですね! 僕は頼もしい瑛都くんについて行くと決めました! 引っ張って行ってもらいます(笑)。

――“1人暮らし”にまつわる印象的なエピソードがあれば教えてください。

“芸能界あるある”かもしれないんですが、ちょっと高めの家賃の家に住んだ方が頑張れるし、そこに収入も付いてくる…という説があるんです。だから僕もジュニア時代にちょっと背伸びして1人暮らしを始めたんですけど、全然仕事がなくて半年でその家を出たんですよ。だから、やっぱり身の丈に合った家に住んで、身の丈に合った生活をしないと自分の首が絞まるんやなって実感しました(笑)。1人暮らしには自由というメリットもありますけど、朝ひとりでちゃんと起きないといけないなどデメリットもありますよね。ベタなんですけど、僕も1人暮らしを始めてから親のありがたみを感じました。

――放送を楽しみにいている視聴者の皆さんにメッセージをお願いします。

メッセージ性のあるこの物語が、ドラマとしてどんなふうに描かれていくのか、僕も今から楽しみです。土曜の夜に、ホロッと泣けて、クスッと笑ってもらえる…そんな温かい時間を作ることができたらいいなと思っていますので、ぜひ楽しみにしていてください! 

■川原瑛都

――本作に出演が決まった時の気持ちや、コタローを演じるにあたっての思いをお聞かせください。

原作を読んだんですけど、コタローくんは『とのさまん』が好きじゃないですか。僕は『忍者ハットリくん』というアニメが好きで、殿様語ではないんですけど、「~でござる」とか言葉が少し似ていると思ったんです。あとコタローくんも僕もひとりっ子とか似ているところがいっぱいあるので、出演することが決まってすごくうれしかったです。コタローは“うれしい”とか“楽しい”という感情を顔に出さないけど、強い気持ちをもっています。その気持ちを考えながら堂々と演じて、テレビの前の皆さんに楽しんでいただけるよう頑張ります!

――初めて狩野進役の横山裕さんにお会いした印象をお聞かせください。

今日初めてお会いしたんですけど、すごく緊張しました。横山さんは歌も演技もバラエティ番組も…僕がやりたいことを全部やっている憧れの人なので、共演できてすごくうれしいです!

――もし1人暮らしをすることになったら何を持って行きたいですか? また、やってみたいことはありますか?

家族の思い出の写真を持って行きたいです。あとはテレビとか…(笑)。そして、今はペットがいないので、1人暮らしをしたらイヌを飼いたいです。いろいろな種類のイヌがいますけど、僕は北海道犬がいいです! 毛が白くてモフモフらしいんです。シロクマの赤ちゃんみたいでカワイイだろうなぁって、話を聞いているだけで癒やされたので、いつか飼いたいです。頑張ります!

――放送を楽しみにいている視聴者の皆さんにメッセージをお願いします。

楽しくテレビを観てもらって、皆さんにちょっとでも喜んでもらえたらいいなと思っています。土曜の夜、皆さんに会えることを楽しみにしているぞよ。ぜひ観るのである!

■津村マミ氏

――『コタローは1人暮らし』のドラマ化にあたり、率直なお気持ちをお聞かせください。

とにかく1日でも長く、1話でも多く連載を続けられるように描き続けてきました。その結果まさかドラマ化してもらえるとは、思ってもいませんでした。改めて今までこの作品を支えていただいた方々をはじめ、このような大変なご時世のなか、ドラマ化に携わってくださる出演者・関係者の皆様に感謝申し上げます。

――狩野役の横山さん、コタロー役の川原さんにはどんな印象をおもちでしょうか? また、お2人に期待していることや、楽しみにしていることがあれば教えてください。

主演で狩野役を横山さんが務めてくださると知ったときは、うれしくもあり驚きもありました。以前から歌番組やドラマ、バラエティなどでの活躍をテレビでよく拝見していたのもあり、私の中の“面白くてかっこいいしっかりした大人”というイメージの横山さんが、ほぼ1日スウェットで暮らしてる“ちょっとダメな大人”の部類にいる狩野をどう演じてくださるのかが今から楽しみで仕方ありません。そして、連続ドラマ初主演をこの作品で飾っていただけるのが私にとってとても光栄です。また、コタロー役を務めてくださる川原くんですが、実は事前にオーディションの様子を見せていただいていました。丁寧ではっきりとした言葉づかい、演技に対する姿勢、礼儀正しさなどどれも大人顔負けでまさにコタローそのものだと感じました。演技中に魅せたコタローらしいちょっとした仕草にも感心です。早くテレビドラマを通して川原くん演じるコタローを拝見したいです。狩野役の横山さん、コタロー役の川原くん、2人の掛け合いも楽しみにしています。

――原作ファンの皆さん、ドラマの放送を楽しみにしている視聴者の皆さんへのメッセージをお願いします。

原作を読んでいただいている方はご存知かもしれませんが、ご覧になる方によっていろんな感想を頂く内容の作品だと思いますし、実写化された狩野やコタローたちを見て私も新たな視点に気づくかもしれません。コタローを取り巻く、切なくも暖かい空間を楽しんでいただけたらうれしいです。