日立ソリューションズは2月10日、設定された時刻にPCを自動的にシャットダウンさせることで、長時間労働の是正を支援する「PC自動シャットダウンシステム」において、在宅勤務における働き方への対応を強化した最新版を2月12日より開始すると発表した。提供価格は個別見積もり。

コロナ禍において在宅勤務を導入する企業が急速に増加する中、従業員は仕事とプライベートとの区別が難しくなり、企業にとっても労務管理が難しい状況が続いている。厚生労働省のテレワークにおける労務管理等に関する実態調査(速報版)によると、在宅勤務を導入する企業の課題として、「勤怠管理が難しい」という回答が31.8%に上っているという。

同社が提供を開始する「PC自動シャットダウンシステム」の最新版では、一日のPCの累計利用時間に応じてシャットダウン時間を自動的に制御することが可能。

  • 「PC自動シャットダウンシステム」最新版の利用イメージ

利用者は、あらかじめ設定した累計時間に達するまでPCを利用可能で、休憩や私用のためPCから離れる場合は、社員が中断を設定することで累計時間のカウントが止まり、中断した分、シャットダウンの時刻が自動的に延長される。さらに、勤務時間の延長が必要な場合は、上長に申請して承認されることで、許可された時間内のPCの延長利用ができるとのことだ。