2月9日より「東映特撮ファンクラブ(TTFC)」にて『RIDER TIME 仮面ライダーディケイドVSジオウ -ディケイド館のデス・ゲーム-』、「TELASA」にて『RIDER TIME 仮面ライダージオウVSディケイド -7人のジオウ!-』の、それぞれ第1話配信がスタートした。

  • 左から、紺野彩夏、大幡しえり、奥野壮、井上正大、篠宮暁(オジンオズボーン)

時代が「令和」になってもなお、根強い人気を誇る「平成」の仮面ライダー、ジオウとディケイドのスピンオフ作品が誕生したのを記念して、『仮面ライダージオウ』のキャスト4人が再結集。ファンと一緒に『RIDER TIME』新作の配信開始を祝うカウントダウンを行い、そのまま「第1話」の配信を見るという「特別番組」が製作された。題して『俺たちの平成が再び!祝え!平成33年!RIDER TIME祭 byウラ仮面ライダー』。

篠宮暁(オジンオズボーン)の司会進行により、番組はスタート。まず初めに、過去の『ジオウ』スピンオフ作品として好評を得た『RIDER TIME 仮面ライダーシノビ』(全3話)そして『RIDER TIME 仮面ライダー龍騎』(全3話)が一挙配信され、新作への期待を高める役割を果たした。

続いて、特別ゲストを迎えてのキャストトークコーナーが開始。仮面ライダージオウ/常磐ソウゴ役・奥野壮、仮面ライダーディケイド/門矢士役・井上正大、仮面ライダーツクヨミ/ツクヨミ役・大幡しえり、タイムジャッカー オーラ役・紺野彩夏が2作の『RIDER TIME』について、興味深い裏話を披露した。

「ファンのみなさんにジオウのスピンオフ作品をお届けすることができて、とてもうれしいです! この2作品を楽しんでいただいて、もっともっと仮面ライダーが盛り上がればいいですね」とさわやかに語った奥野。『ジオウVSディケイド』では、性格や言葉遣いの異なる6人もの常磐ソウゴが登場し、周囲を大混乱に陥れるという。これについて奥野は「第1話ではまだ3人のソウゴしか出てきませんが、第2話、第3話では6人になりますので、今後のエピソードも楽しみにしてください」と、大いに期待をあおった。

井上正大は「いつも"ディケイドやめるやめる詐欺"みたいなことを言っている気がするんですが、今回も復活することができました。ぞんぶんに楽しんでください」と、ファンからの熱き要望に応える形で幾度となく"復活"を遂げる門矢士をふたたび演じることに確かな手ごたえを感じつつあいさつ。今回の『ディケイドVSジオウ』『ジオウVSディケイド』での井上のこだわりポイントは"髪型"だったという。井上は「原点に戻ろうと思って、美容師さんに19歳のころの写真を見せ、こんな感じにしてくださいとお願いしました」と、放送当時と同じ髪型で門矢士の"原点"を意識したことを明かした。

「今日この日が来るのを楽しみに待っていました。ファンのみなさんと一緒に第1話の配信を楽しみたいです」と朗らかな笑顔を見せた大幡。しかし「不安なことがあるんです。ソウゴもゲイツもツクヨミも髪の長さがテレビシリーズのときとぜんぜん違うので、子どもたちに"違う!"と言われたらどうしようか、ってことです」と、奥野壮、押田岳ともども、自身の髪型がテレビシリーズ時代と大きく変わっていることで、子どもたちの反応がどんな風になるのか少々不安を感じていると明かした。また『ジオウVSディケイド』第1話でアクションに挑戦している大幡は「ひさしぶりに"仮面ライダーに帰ってきたな~"と実感しました。他のドラマではアクションシーンをやる機会がないですから」と、激しいアクションが付き物の仮面ライダーの撮影現場に、久々に戻ってきた喜びをあらわにした。

「ジオウのテレビシリーズとはぜんぜん違うキャラのオーラを演じるのがたいへんでした」と撮影の苦労を語った紺野は、「タイムジャッカーの3人が集まって演技するのって、なかなかないので嬉しかったです」と、テレビシリーズとはまったく異なるキャラ設定ながら、スウォルツ(演:兼崎健太郎)とウール(演:板垣李光人)とのタイムジャッカートリオ復活を心から喜ぶようすを見せた。『ディケイドVSジオウ』ではバイオレンス風味が強く、『ジオウVSディケイド』ではセクシー路線を強調しているオーラ。紺野はセクシー描写について「諸田敏監督から"もっと、もっと、もっと!"と言われ、だんだんエスカレートしてあんな感じになりました」と、自身でそれほど意識していなかったセクシー風味を諸田監督に引き出してもらったことを明らかにした。

配信開始(18:30)までのカウントダウンは、出演者が5、4、3、2、1と数字の書かれた「ウチワ」を手にし、1分間ずつコメントを交えながら行なわれた。

18:30、ついに『ディケイドVSジオウ』、『ジオウVSディケイド』のそれぞれ第1話が配信された。キャスト陣はカウントダウン用に数字の書かれた「ウチワ」をひっくり返し「祝平成33年」の面を表にした。まずは『ディケイドVSジオウ』の配信映像を見ながらキャスト4人がトークを行う趣向だったのだが、ファンからのあまりの反響の大きさにサーバーがダウンし、一時配信を見ることのできない状況になってしまった。このことを知った井上はすかさず「俺は世界の破壊には慣れてますから。TTFCとTELASAの世界を破壊してしまった……(笑)」とディケイドらしいジョークを飛ばし、周囲を爆笑させた。

『ディケイドVSジオウ』『ジオウVSディケイド』ともに、第1話はサスペンスフルで刺激的なストーリーが展開し、緊張感が高まったところで「つづく」となっている。この後の展開が非常に気になるところだ。

両作品の「第2話」は、第2話は 2月14日の10時00分から、完結編となる「第3話」は 2月21日の10時00分から配信スタート。

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