映画『哀愁しんでれら』(2月5日公開)の公開初日舞台挨拶が5日に都内で行われ、土屋太鳳、田中圭、COCO、渡部亮平監督が登場した。
同作は渡部亮平によるオリジナル脚本・監督作。市役所に勤める平凡な女性・小春(土屋)は、一晩で怒涛の不幸にあい、すべてを失ってしまう。人生を諦めようとしていた彼女だったが、8歳の娘を男手ひとつで育てる開業医と出会い、不幸のどん底から一気に幸せの頂点へ駆け上がる。まさにシンデレラとなった彼女だったが、ある日、前代未聞の凶悪事件を起こしてしまう。
「互いの知ってしまった裏の顔」というトークテーマでは、田中が「言っちゃったらな〜太鳳ちゃんのイメージが変わっちゃう」と逡巡し、「撮影の時だったのでね、今は違うと思うんですけど」と前置きしつつ、「太鳳ちゃんはストレッチバカなんですよね。現場でもずっとストレッチしてるんですよ。体をほぐして。ちょっと気がつくと監督とかスタッフさんの肩も揉んだりしてくれるんです」と話し始める。
田中は「ある時、僕の肩も揉んでくれて、『いやいい、悪い悪い』と言ったけどやってくれたらすごく上手で、すごいストレッチしてるだけあるなと。僕もお返しに肩を揉んだんですよ。そしたら、マジガッチガチだったんですよ!」と衝撃の事実を披露。「あのストレッチ何なん! って。ほんとびっくり、たまげましたね。1番凝ってるやないかい! ってくらいガッチガチだったんですよ、ほんとに! あれはこの撮影で一番笑い転げた」と明かした。
土屋は「何を言われるのかドキドキしてましたけど、どうしようもない、この凝りは」と苦笑。「内容が濃い割に撮影時間が短かったので、皆でマッサージし合いっこして。圭さんもめちゃくちゃうまいので、よかったらファンクラブのイベントとかで、圭さんマッサージをやっていただいたら」と提案する。田中が「検討します」と答えると、会場のファンからは拍手が起こり、田中は「拍手じゃないのよ!」とつっこんでいた。
一方、土屋は田中について「裏も表もないのではないかと。ありのままが服を着て歩いてきた、みたいな」と表し、田中は爆笑。土屋はさらに「『僕はこういう人ですよ』というのを出して来てくれる。現場で寝癖もすごくて、ジャージを着てサンダルを履いてくるので、すごく素敵。心があたたかいですし、なんかアボカドみたいな、外は柔らかいけど、中はハードボイルドだよ、みたいな」と独特の喩えを繰り出す。田中は「とのことです。"アボカド俳優"だな」と新たな称号を得ていた。