ゆうちょ銀行は、銀行なのに郵便局の中で営業している、よく考えると、ちょっと不思議な店舗形態で営業をしています。今回は、そんな他の銀行とはちょっと違う、ゆうちょ銀行のメリットや活用法をお伝えしたいと思います。

  • ゆうちょ銀行の上手な使い方とは?

    ゆうちょ銀行の上手な使い方とは?

■ゆうちょ銀行とは

ゆうちょ銀行は2007年10月に郵政民営化において日本郵政公社の郵便貯金業務を行う会社として誕生しました。今の日本郵政グループの体制が出来上がったのは2012年、日本郵政株式会社を親会社として日本郵便株式会社、株式会社ゆうちょ銀行、株式会社かんぽ生命保険の3つの子会社からなる4社体制が出来上がりました。

郵便局でゆうちょ銀行のサービスを受けられるのは、日本郵政株式会社と日本郵便株式会社が貯金や送金などのサービスを利用者が郵便局で一体的に受けられるよう義務を負っているからです。

郵便局は、全国どこにでもありますから郵便局でゆうちょ銀行のサービスを提供することにより、都市部、地方関係なく全国公平にサービスを提供できるというわけです。

■ゆうちょ銀行の商品・サービス

定期貯金と定額貯金

ゆうちょ銀行では、貯金はもちろん、資産形成サービスやローンも取り扱っています。それぞれ詳しく見ていくと、まず、貯金には通常貯金の他、定期貯金と定額貯金などがあります。定期貯金は預ける「期」間を「定」めて貯金するサービスです。

一方、定額貯金は、預入後6カ月経てばいつでも払い戻しができ、金「額」を「定」めて貯金するゆうちょ銀行ならではのサービスです。ただ、2021年1月現在、定期貯金と定額貯金の金利は0.002%、通常貯金が0.001%ですから、金利の魅力は薄いですね。

資産形成サービス

次に、資産形成サービスです。ゆうちょ銀行では、投資信託や国債を購入でき、変額年金の取り扱いもあります。NISAやiDeCoも申し込むことができます。すべての店舗で取り扱いがあるわけではありませんが、ゆうちょ銀行のホームページで取扱店舗を検索できます。

住宅ローン

ゆうちょ銀行では住宅ローンの取り扱いがあります。ただ、ゆうちょ銀行で扱う住宅ローンは、ゆうちょ銀行独自のローンではなく、ソニー銀行と新生銀行の住宅ローンです。この2社の住宅ローンの申し込みの媒介などを行っています。

ゆうちょPayなどのキャッシュレスサービス

ゆうちょ銀行にはキャッシュレスサービスもあります。ゆうちょPayと書かれたポスターを見たことがある人は多いのではないでしょうか。ゆうちょPayは、利用代金がゆうちょ口座から即時引き落としされるスマホ決済のキャッシュレスサービスで、コンビニ、スーパー、ドラッグストア、飲食店など多くのお店で利用できます。

その他、クレジットカードとキャッシュカードが一体になったJPバンクカード、Suicaをキャッシュカードに搭載した「ゆうちょICキャッシュカードSuica」など様々なキャッシュレス決済サービスがあります。

■ゆうちょ銀行のメリット

ゆうちょ銀行のメリットは、やはり全国どこでも店舗があることでしょう。旅行したり引っ越しをしたりしてしても、普段通りゆうちょ銀行のサービスを利用することができます。

ATM手数料が無料

また、ATM手数料が曜日や時間帯問わず無料なのも大きなメリットです。しかも無料なのは、ゆうちょ銀行設置のATMだけではありません。ファミリーマートなどに設置された、緑のゆうちょ銀行のATMも無料で利用ができます。

ゆうちょダイレクト

店舗に行く時間がないときは、ゆうちょダイレクトを使えばネットで口座にアクセスができます。振り込みや振替等をすることができ、ゆうちょ銀行宛の振替なら、瞬時に送金ができ月5回までなら手数料が無料です。

資産形成の相談やセミナーも開催

すべての店舗で実施されているわけではありませんが、資産形成や住宅ローン、相続の相談も可能です。相談の予約は、ゆうちょ銀行のホームページからできます。また、セミナーも開催されています。今はコロナのため、リアルセミナーはほとんど開催されていませんが、オンラインで開催されているようです。参加費は無料ですし、興味のある人には嬉しいサービスです。

■ゆうちょ銀行の賢い使い方

このように様々なメリットがあるゆうちょ銀行ですが、ゆうちょ銀行の口座の使い方としては、生活資金の口座として使うのが、1番使い勝手が良いのではないでしょうか。これはATMの手数料が無料で、全国どこにでもATMがあるからです。一般的にATMの手数料は数百円ですが、この手数料ほど払う必要のないお金はありません。数百円といえども、節約したいお金です。この点、ゆうちょ銀行は安心して利用できます。したがって引き出し回数が多い生活資金用の口座として使うのがおすすめです。

■まとめ

最近では、ネット銀行でも実店舗でも様々な魅力的なサービスが提供されています。内容や利用のしやすさから自分のメイン銀行を選ぶのが良いと思いますが、どこでも利用できるゆうちょ銀行の口座を1つ持っておけば安心かもしれませんね。