舞台『未来記の番人』製作発表記者会見が22日に都内で行われ、戸塚祥太(A.B.C-Z)、松田悟志、冨岡健翔(ジャニーズJr.)、安孫子正(松竹株式会社代表取締役副社長)が登場した。

  • 左から冨岡健翔、戸塚祥太、松田悟志

    左から冨岡健翔、戸塚祥太、松田悟志

同作は聖徳太子が残した“予言の書”を巡る戦いの中で主人公が様々な人と出会い成長していく姿を、史実を織り交ぜながらダイナミックに描いた話題作。役の心情をダンスで表現する“ダンスカンタービレ”を織り交ぜ上演する。千里眼の異能を持つ主人公・千里丸を、戸塚祥太(A.B.C-Z)が演じ、惣田紗莉渚(SKE48)、松田悟志、冨岡健翔(ジャニーズ Jr.)、笠原章、勝野洋、渋谷天外(松竹新喜劇)が出演する。

主演の戸塚は「演劇や劇場エンタテインメントを少しでも盛り上げて、日本を明るく、お客様の笑顔の源になれるように、チームで団結して、無事に走り抜けるように頑張りたいと思います」と意気込む。本格的な殺陣にも初挑戦となり、「先輩方の舞台で刀を触らせてもらったりはありますけど、初めてこんなにしっかりと刀を握るので、台本を読んで家の中で30分くらい動くのをやめた。殺陣のシーンが随所にちりばめられていて、『ちょっと戸塚、今の肉体でいけるのか』と自分に問いかけ、今のままじゃいけないと思いました」と告白。本番のために「通販で木刀を買いました。今日届いてるんじゃないかな」と意外な行動を明かした。

後輩の冨岡は「毎年A.B.C-Zさんの主演舞台に出させていただいたり、20年近く前に事務所に入ってから、戸塚さん含めA.B.C-Zのみなさんにはお世話になってきた」と振り返る。「拍の取り方とか、何もわからない時から、アクロバットでも『今だ!』と背中を押してもらったり、お世話になっている先輩なので、できるだけ戸塚さんのことを支えられるように頑張っていきたいと思います」と希望。戸塚については「とにかくまっすぐで純粋、ピュアというイメージがとてもあります。お芝居した時も、真っ直ぐ目を見て話されてるイメージがとてもあって、でも普段はチャーミングな笑顔で話しかけてくださったり、戸塚くんがいるだけでその場が明るくなったり柔らかなくなったり、昔から大好きな先輩です」と思いを表した。

戸塚と初顔合わせだったと言う松田は「はじめましてのときに、『悟志くん』とおっしゃったのが嬉しくて、自然と『祥太くん』といける関係を作ってくださった」と明かす。さらに「普段あまり緊張しないんですけど、今日、ものすごく緊張してたんです。この作品にかける意気込みがあって昨日も全然寝れなくて、直前の部屋でもずっと緊張してたんですけど、祥太くんが水を飲んで『やっぱ、ストレートは効きますね』とギャグを言われて、救われた」と感謝。「この状況で、普段通りの、家で雑誌でも読んでるテンションで来れるってすごいなと思いました」と称賛した。

「悟志くん」呼びについて、戸塚は「下の名前で呼びたがるんですよね。自分の癖として」と説明する。また役にちなみ「変わった能力はありますか?」という質問には、「パッと思いつく限りでも78個くらい出てきたので、そこから1つに絞るのは難しいんですけど、アリと話せたことがあるかもしれないですね」と回答。「特に、幼稚園生の頃だったんですけど、アリさんの行列をずっと眺めてて、アリの『ああ、早く女王アリのところに行かなくちゃ』とか、『セミの脚、重いわ〜』とか、聞こえてましたね」と続け、取材陣を動揺させる。最後には「こんな空気になるとは思ってなかったので、すいません」と謝罪していた。

  • ガッツポーズで決めている戸塚祥太