歌舞伎俳優の片岡愛之助が出演するデジタルシフトのタクシーCM「デジタルシフト庁の男」編が、18日より開始される。
片岡扮する、デジタルシフト庁という架空の組織の男が、悩みを持った企業の社長に対してデジタルシフトの必要性を伝えるというCM。社長の頭を掴み、顔を近づけて強気で迫るシーンは、TBS系日曜劇場『半沢直樹』で物語を盛り上げた黒崎駿一を彷彿とさせる。
黒崎といえば、赤いネクタイがトレードマーク。片岡も今回の役どころに「ネクタイも鮮やかな赤で、少し懐かしい気持ちを感じながら、世の中の社長に"デジタルシフト"が届くことを願って演じさせていただきました」とコメントし、「とても新鮮で、楽しい撮影でした」と撮影を振り返った。
また、デジタルへのシフトがテーマのCMということで「このコロナ禍で、歌舞伎も配信などのデジタル化への対応を迫られましたが、まだまだ活用できているとは言えません」と自身が身を置く歌舞伎界に言及し、「私は『石橋』という歌舞伎舞踊をAR技術で撮影していただきましたが、歌舞伎は本来、最先端のものを取り入れる者達、『傾き者』(かぶきもの)が語源ですので、これからはより一層最新技術と融合して新しい歌舞伎の形をつくりたい」と今後の展望を語った。