俳優の竹内涼真が主演する日本テレビ系ドラマ『君と世界が終わる日に』(毎週日曜22:30~、3月からHuluでSeason2配信)が、きょう17日にスタートする。

  • 竹内涼真(右)=日本テレビ提供

三浦半島の南端に位置する三浦市。自動車整備工の間宮響(竹内)は人望が厚く、頼りがいのあるまっすぐな男だ。同棲中の研修医の恋人・来美(中条あやみ)にプロポーズするつもりだったその日、響はいつものように職場に向かった。世界が一変してしまうとも知らずに…。

通勤途中、響は謎のトンネル崩落事故に巻き込まれ、閉じ込められてしまう。数日後、なんとかトンネルを脱出した響の前に広がっていたのは、不気味に人気のない荒廃した街。そして、ようやく出会えた“その人”が振り返ると、それは生き血を求めて人間を食らう恐ろしい化け物だった。

“生ける屍”のような化け物たちに、恐怖でおののきながらも必死で逃げる響。街はヤツらに占拠されてしまった。急いで自宅アパートに戻るが、荒らされた部屋から来美の姿は消えていた。

生存者を探す響は、近くの消防署にたどり着く。しかし、突然銃口を突きつけられる。銃を構えていたのは、響の同級生で警察官の等々力(笠松将)。化け物に噛み付かれることで伝染する“謎の感染症”がパンデミックを起こし、避難指示が出ていたという信じられない事実を聞く響。一方の等々力は、響に不穏な目を向ける。2人の過去にはある“しこり”があった…。

陸の孤島となった消防署に身を寄せていたのは、警察官の等々力とその上司・本郷(大谷亮平)。女子大生・佳奈恵(飯豊まりえ)、三原紹子(安藤玉恵)と小学生の娘・結月(横溝菜帆)の親子、屈強なバイク便ライダー・吾妻(鈴之助)、引っ越しアルバイトの韓国人・ミンジュン(キム・ジェヒョン)とその上司の甲本(マキタスポーツ)。そして、壮年の男性・宇和島(笹野高史)。

救助に来るはずだった“避難所”とは、昨日から音信不通になっていた。断絶したライフライン、数を増す化け物、生存者の中に広がる恐怖…。極限状態の中、響はそれでも来美が“避難所”にいると信じる。

そんな中、夜が訪れると突然、不気味な咆哮が響きわたる。化け物たちの動きが激しくなって凶暴化したのだ。消防署はヤツらに包囲されてしまった。響たち生存者は避難所を目指し、生きるか死ぬかの危険な脱出を決める。

「諦めなければ道は開く」――ピンチに次ぐピンチが襲う中、愛する人にもう一度会うため、“世界イチ諦めの悪い男”響の死と隣り合わせの壮絶なサバイバルが始まる。