メルセデス・ベンツ日本はこのほど、「GLC 350 e 4MATIC」の予約注文の受付を開始した。なお、購入者への納車は本年4月以降を予定している。

  • プレミアムミドルサイズSUV「GLC」の、EQ POWER四輪駆動モデル「GLC 350 e 4MATIC」

同モデルは、メルセデス・ベンツのプレミアムミドルサイズSUV「GLC」の、EQ POWER(プラグインハイブリッド)の四輪駆動モデル。

最高出力211PS(155kW)、最大トルク350 N・mを発生する2.0リッター直列4気筒ターボエンジンに、最新世代のプラグインハイブリッドシステムを採用。先代よりリチウムイオンバッテリーの蓄電容量がアップしたことで、モーターアシストが向上し、システム総合の最高出力は320PS(235kW)、最大トルクが700N・mとなった。時速130kmまではモーターのみでの走行が可能で、電気自動車のように使用することも可能。また、電気モーターのみで走行可能な航続距離は46.8kmを達成した。

ダイムラー社の完全子会社である「Deutsche ACCUMOTIVE」によって生産された13.5kWhのリチウムイオンバッテリーを搭載。小型化されたこのバッテリーは、複数のモデルに搭載することを前提として汎用性が高い設計がされている。

「インテリジェントアクセルペダル」は「プレッシャポイント機能」を備えている。EV走行モードの際、これ以上アクセルを踏むとエンジンも使用しなければならないというモーター走行の限界点でアクセルペダルの抵抗を増してドライバーに知らせることにより、無駄なエネルギーの消費を抑えるドライビングを実現する。

6.0kW(30A)対応の交流普通充電器本体を無償提供するほか、設置にかかる費用負担を軽減するため10万円のサポートを実施し、短時間での充電によるユーザーの利便性を向上している。

また、充電サービス「Mercedes me Charge」に、普通充電器(AC)が定額で利用できる「Mercedes me Charge AC」を新たに導入。月額基本料金3,000円(税込)を支払うことで、全国にあるNCS(合同会社日本充電サービス)加盟の普通充電器(AC)を無料で利用できる。

さらに、新型の自然対話式音声認識機能を備えた、対話型インフォテインメントシステム「MBUX(メルセデス・ベンツ ユーザー エクスペリエンス)」を搭載。音声認識機能は多くのインフォテインメント機能(目的地入力、電話通話、音楽選択、メッセージ入力・読み上げ、気象情報)に加え、クライメートコントロール、各種ヒーター、照明など多様な便利機能にも対応している。

なお、「GLC 350 e 4MATIC」には「Cクラス」や「Sクラス」と同等の、最新世代の運転支援システムシステムが全てのモデルで標準装備されている。メーカー希望小売価格(税込)は、899万円。