俳優の菅田将暉が、竹内涼真主演の日本テレビ系ドラマ『君と世界が終わる日に』(17日スタート 毎週日曜22:30~、3月からHuluでSeason2放送)の主題歌を担当することが4日、明らかになった。

  • 菅田将暉(左)と竹内涼真=日本テレビ提供

12月に公開された予告映像の冒頭でも使用され、ウェブ上では誰が歌っているのかと話題をとなっていた今作の主題歌。菅田が歌う楽曲のタイトルは「星を仰ぐ」だ。本編では毎話特別なエンディングが用意されており、主題歌はそこで流れるという。

この楽曲で菅田は歌唱だけでなく、楽曲制作に向けて自ら演出家、ドラマプロデューサーらとの楽曲打ち合わせから参加。主題歌のイメージを膨らませ、Mega Shinnosukeに楽曲制作を依頼した。作詞・作曲にMega Shinnosuke、サウンドプロデュースにはいきものがかり、あいみょんらの楽曲を手掛ける田中ユウスケを迎え、菅田がコンセプト作りから制作に携わっている。

今まで当たり前だった世界が一変したとき大切な人に向ける思いを、飾らず歌い上げるバラード。菅田と竹内は、過去に共演の経験はあるものの、主演と主題歌アーティストとしてタッグを組むのは初めてとなる。

曲のイメージを膨らませるにあたって、菅田は「学生の頃、テレビドラマの中で何かを背負い生き抜いていこうとする主人公に夢中になったことを思い出しました」「(竹内演じる響が)しんどくなった時、倒れそうになった時に寄り添って支えてくれるような楽曲になれば、という思いを込めて歌わせていただきました」とコメント。

竹内は「一度聴いただけで菅田くんが自分と響に向けて歌ってくれた曲だとわかりました」「響の人間くさい弱い部分や強がっているところも描いていただいたと思います」と話している。

それぞれのコメント全文は、以下のとおり。

■菅田将暉
『君と世界が終わる日に』チームのスタッフさんとは以前『トドメの接吻』でお世話になったこともあり、また主題歌のオファーをいただけたことが、とてもうれしかったです。
この作品の概要を伺い、学生の頃、テレビドラマの中で何かを背負い生き抜いていこうとする主人公に夢中になったことを思い出しました。きっとこの作品の中でも竹内涼真が演じる間宮響は背負っているし闘っている男だと思います。そんな彼がしんどくなった時、倒れそうになった時に寄り添って支えてくれるような楽曲になれば、という想いを込めて歌わせていただきました。「星を仰ぐ」の作詞作曲を担当してくれたのは二十歳になったばかりのMega Shinnosukeというアーティストです。
歌詞はすべて男の目線だけで描かれています。極限状態ゆえの余裕のなさ、一方通行かもしれない必死さが劇中の響とリンクする楽曲になっていると思います。よろしくお願いします。

■竹内涼真
「星を仰ぐ」を聴かせてもらったタイミングがちょうど5話と6話を撮影しているときでした。
事前に楽曲のコンセプトを教えてもらっていたわけではなかったんですが、一度聴いただけで菅田くんが自分と響に向けて歌ってくれた曲だとわかりました。撮影では響がいくつも辛い出来事を乗り越えたところだったということもあり、この曲が響にとっての希望のように感じられて、自分の中でより一層、響と気持ちが重なったのを覚えています。響は極限状況の中で自分の気持ちに沿って行動していて、あくまでヒーローになるために行動しているわけではないんです。基本的に必死ですし、周りが見えなくて、ただ自分の気持ちに沿って動いている一人の人間。そういう響の人間くさい弱い部分や強がっているところも描いていただいたと思います。放送まであと少し。ぜひ、主題歌も楽しみにお待ちください。

  • Mega Shinnosuke