若手漫才師の王座決定戦『M-1グランプリ2020』で優勝したお笑いコンビ・マヂカルラブリーの野田クリスタルと村上が20日、東京・六本木のテレビ朝日で優勝会見に臨み、喜びを語った。

  • マヂカルラブリーの野田クリスタル(左)と村上

村上は「うれしいとは言いたいんですけど、本当になにも飲み込めてなくて…。喜びとかよりも、どうしちゃったんだろうというのが大きいですね。ジワジワそのうちくるとは思うんですが」と率直な感想を告白。

一方の野田は「いろんな漫才があったなと思って。正直、おいでやすこがさんが優勝してもとんでもないことになってたと思うし、漫才中、あんなしゃべってなかった僕らでよかったのかな」としつつ、「チャンピオンという自覚をもって。俺はチャンピオンです。文句言わせません。あれは漫才です」と胸を張った。

放送の最後で「えみちゃん(=上沼恵美子)、辞めないで~」と言ったことについて、野田は「上沼さんに怒られた組がいなかったんですよ。毎年、誰かが怒られているんですけど。僕は本当に辞めちゃうつもりなのかなと不安になっちゃいまして。絶対必要な存在なので、辞めないでほしいです」と希望した。

ピン芸人の王座決定戦『R-1ぐらんぷり2020』で野田が優勝するなど、2020年は飛躍の年となったマヂカルラブリー。

野田が「『R-1』優勝がマヂカルラブリーの火だねになったと思うんですけど、ちゃんと真剣にやりだしたからかもしれないですね。今までも手は抜いてないんですけど、『このままじゃまずいぞ』と今年からほんとに死ぬ気でやりました」と打ち明けると、村上は「コンビで決勝で2年連続でいけなかったので、(野田が)『俺が頑張らなきゃ』ということで、ピンで頑張ってくれたおかげで、今こうやって優勝できてるんじゃないかなと思います」と野田に感謝した。

今年は、過去最多となる5,081組がエントリー。決勝戦は、おみくじ「笑御籤(えみくじ)」で当たった順で、敗者復活戦を勝ち上がったインディアンスをトップに、東京ホテイソン、ニューヨーク、見取り図、おいでやすこが、マヂカルラブリー、オズワルド、アキナ、錦鯉、ウエストランドがネタを披露した。