実写映画「約束のネバーランド」の初日舞台挨拶より、浜辺美波。

白井カイウ・出水ぽすか原作による実写映画「約束のネバーランド」の初日舞台挨拶が、本日12月18日に東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで開催された。

イベントにはエマ役の浜辺美波、レイ役の城桧吏、ノーマン役の板垣李光人、クローネ役の渡辺直美、イザベラ役の北川景子、平川雄一朗監督が登壇。長野で行われたという撮影について、浜辺は撮影現場の美しさに「本当に国内とは思えない。空気も薄くて、本当に遠かったんですが、山奥まで登ってよかったなと思います」と話す。北川が「直美ちゃんと私は着いたらヘトヘトだったよね」と言うと、渡辺も「汗でメイク直しを何回したか!」と振り返った。

お互いの印象を聞く場面では、城が浜辺と板垣に対して「一緒にいるとリラックスできる。撮影が終わったあともお姉ちゃん、お兄ちゃんみたいな存在で温かいです」とコメント。板垣は「かわいいから構いたくなるんです。触りたくなる。でももう14歳だし、あまり触られるのも嫌だろうなと自重してるんですけど」と城への本音を漏らした。

また撮影は1年以上前に行われたため、印象の変化もあったそう。浜辺が「城くんの身長がめちゃくちゃ伸びました。声変わりもしたし。中身はかわいらしい中学生のままではあるんですけど、見た目がさらにかっこよくなりました!」と褒めると、城が「10cm以上伸びたと思います。今は163cmくらい」と返す。女性陣から「抜かされた!」「大きくなったねえ」と歓声が上がると、城は「もう“チビレイ”とは言わせない!」と胸を張った。

ここで子供たちを見張るシスターの話題に。北川は「いい人か悪い人かわからない、中間のようなお芝居をしなくてはならなかった」と苦労を明かしつつも、「休憩時間に子供たちとどう接したらいいかわからなかったけど、みんな懐いてくれたので楽しく撮影できました」と語る。渡辺は「映画の撮影に慣れてないので緊張してたんですけど、北川さんがすごく優しくて! ただ本番入ったら激怖なんですよ」と回想。北川が「休憩時間に直美ちゃんと楽しくしゃべっていると急にイザベラになるのが難しかったので、本番前にアニメを観てイザベラの雰囲気を思い出してました」と明かすと、渡辺は「じゃあ私が邪魔してたんですかね?(笑)」と申し訳なさそうにした。

最後に浜辺は「『約束のネバーランド』はもともとマンガを集めていて、すごく愛していた作品です。実写化すると聞いたときは驚きましたし、『本当にできるのかな?』という不安な気持ちがありました」と吐露。「しかしエマという役を演じている中で、諦めなければ壁を乗り越えられて、なんでもできると勇気を私自身与えられました。悩んでいる方や、今の状況を打破したいという方にも観ていただけたら」と呼びかけ、イベントは幕を閉じた。

(c)白井カイウ・出水ぽすか/集英社 (c)2020 映画「約束のネバーランド」製作委員会