意外と忘れてしまいがちな敬語表現。特にビジネスシーンでは、正しい言葉を使いたいものです。本記事では、「与える」の丁寧語について、言い方や活用シーン、例文を解説していきます。

「与える」の丁寧語とは?

「与える」の丁寧語は、「与えます」または「あげます」です。丁寧語は、相手の立場や状況、話す内容などに関係なく、幅広く使うことのできる丁寧な表現です。日常会話からビジネスシーンまでよく使われます。

  • 「与える」の丁寧語は、「与えます」など

    「与える」の丁寧語は、「与えます」など

動詞 尊敬語 謙譲語 丁寧語
与える くださる
お与えになる
差し上げる 与えます

※クリックで細かな意味や用例を確認できます

もっと詳しく : 敬語表現(尊敬語・謙譲語・丁寧語)活用表

「与えます」の使い方

「与える」の語尾に「ます」をつけて丁寧な表現にしたのが「与えます」です。

ビジネスシーンでは、「このプロジェクトの成功は多くの人に感動を与えます」のように、プレゼンテーションや講演をする際に聴衆への敬意を表す表現として用いられます。聞き手の年齢や立場が不明な場合は、内容や講演者の立場にかかわらず、丁寧語表現を使った方が良いでしょう。

「あげます」の使い方

「あげます」は「与える」から派生した「あげる」を丁寧語にした言葉です。近しい間柄の人にものを渡す時に使う表現で「あなたにプレゼントをあげます」のように使います。

「あげます」という言い方は、上から目線の強目の語調に受け取られやすいので、ビジネスシーンでは使わない方がベターです。プライベートの親しい間柄で使いましょう。

「与える」の丁寧語を使う場面と例文

ビジネスシーンで「与える」の丁寧語を使う場合の例文を紹介します。

例文 :
「このプロジェクトの成功は多くの人に感動を与えます」
「あなたにプレゼントをあげます」

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「与える」の丁寧語としては「あげます」「与えます」が挙げられます。言葉の適切な敬語表現をマスターし、ビジネスシーンで正しく使えるようにしましょう。