google_title=御中の意味とは - 「行」「様」との違いやメール例文を紹介

実際にビジネスをしている方でこの「御中」という言葉を知らないという方はまずいないでしょうが、学生として生活を送っているうえで実際に目にする機会は少ないはずです。

学生と社会人では口頭やメールにおける言葉使いがまるで異なったものになりますので、これから社会へ進出する大学生や就活生の皆さんに向けて「御中」の言葉の意味や由来についてご紹介します。

「御中」の意味や使い方とは

まずは御中の使い方について正しく覚えておきましょう。

  • 「御中」の正しい使い方とは?,A@御中 意味

    「御中」の正しい使い方とは?

「御中」の意味や正しい使い方

「御中」とは「おんちゅう」と読みます。この言葉はビジネスシーンにおいて使われることが非常に多く、覚えることが必須のワードと言えるでしょう。

取引先や別会社に向けて封書を作成する際に使われ、相手に対する丁寧な言葉としての意味を持ちます。会社名の後に続く敬称は「様」ではなく「御中」となります。すなわち、「○○株式会社 御中」という形です。

すでに「行」と書いてある場合はどうする?

「御中」と似た使い方をする言葉に「行」という言葉があります。「行」は返信用の宛先として自分に使う敬称の一つです。「郵便物を送った相手から何らかの返信が欲しい」あるいは「郵便物を送った相手に書類の送付を依頼する」といった場合、同封する返信用封筒やハガキの宛先として企業や部署などの団体名と「行」を記載します。「○○株式会社 △△部 行」といった具合ですね。こうすることで、返信する相手が送り先を書く手間が省けます。

もしも、返信用の封筒やハガキに「行」との記載があったら、二重線で消したうえで、企業などの団体の場合は「御中」、個人の場合は「様」を二重線の隣に記載し直すのがマナーとなります。

「御中」の由来

「御中」という言葉の「中」という字は中の人という意味が含まれています。これに丁寧語である「御」という字を加え御中という言葉になりました。

ですので「○○株式会社 御中」という本来の言葉を紐解くと「○○株式会社の中の人へ」となります。江戸時代から使われていた言葉で、手紙に複数の人に対して冒頭に「人々御中」と添えて使われていたそうです。

会社以外への宛先では?

基本的に御中という言葉は法人や団体に使用されるため、大学や官公庁に対して用いることも可能です。例えば「○○大学 ××学部 御中」や「○○省 ××課 御中」といった使われ方もします。

「御中」と「様」の違い

ここでは「御中」と「様」の違いについてご紹介します。

  • 「御中」と「様」の違いとは?,A@御中 様 違い

    「御中」と「様」の違いとは?

「御中」を使う場面

御中を使う場面は自社以外の会社に向けての文書やメールにおいて使用します。前述の通り使い方としては「○○株式会社 御中」という書き方をします。

ビジネスパーソンの基本的なマナーとして、まずメールの冒頭に社名と相手の名前を記載します。例えば「○○株式会社 △△様」と相手と相手の会社を敬うように文章を作成します。

ただし、「御中」と記載される文書は基本的に担当者を指名しないことが多いです。そのため、「誰が開封しても問題ないもの」ととらえることができます。「御中」と記載された連絡を受け取った場合、内容を確認したうえで必要としている人に回覧するようにしましょう。

「様」を使う場面

御中を使用する場面については上記にて記載しましたが、一方の「様」は取引先の担当者が判明しているケースや、誰に対して送るのかが明確なときにおいて使用されます。ビジネスメールにおいては「○○株式会社 △△様」や「□□部 △△様」という使われ方をしますので、覚えておきましょう。

また、役職者へのメール送信の場合、基本的に役職の後に「様」と敬称を記載するのはNGです。例えば「○○株式会社 □□部 △△部長様」や「△△社長様」という使われ方はしませんが、どうしても相手に丁寧な印象を与えたい場合は「○○株式会社 □□部 部長△△様」のように役職名を先に記載するようにしましょう。

「行」を使う場面

「行」とは前述の通り、返信用の手紙などを同封する際に用いられます。送った相手からの返信が欲しい場合(出欠表や依頼状など)にあらかじめ「行」を書いておくことで、相手の手間を省くことができます。

「行」は自分宛に送っていただくものになるので、自分をへりくだるような表現にします。「行」という記載がされた封書を受け取った場合は必ず二重線で消し、「様」や「御中」をつけるようにしましょう。

「御中」を使う際の注意点とは?

ここでは、「御中」を使う際の注意点についてご紹介します。

  • 「御中」を使う時に注意したいことは何?,A@御中 注意点

    「御中」を使うときに注意したいことは何?

個人宛ての場合は使用しない

メールや封書を個人宛に送る場合には、御中は使用されません。「□□部 高橋 御中」という文面では相手にとって違和感を与えることとなりますので避けましょう。会社・法人単位において使用されるという原則を忘れずに。

担当者がわかっている場合は使用しない

相手の担当者がわかっている場合は名前を明記するようにしましょう。

御中だけの記載だと該当する人物の範囲が大きく、誰に対する問いかけや応答なのか、しばしわかりづらくなってしまいます。誰宛のメールや文書であるかをはっきりさせるという意味でもできるだけ担当者の名前を記載するようにしましょう。

「御中」を用いた例文

ここでは、御中を用いた例文をご紹介します。

  • 「御中」を使ったメール例文を紹介,A@御中 例文

    「御中」を使ったメール例文を紹介

初めて問い合わせする会社に対して

例)
○○株式会社 御中

お世話になっております。
初めてのお問い合わせさせて頂く××株式会社の△△と申します。
貴社製品のカタログを頂きたくご連絡させて頂きました。
またお電話でも詳細ご連絡させて頂きます。

何卒よろしくお願いいたします。
△△

取引先部署への問い合わせ

例)
○○株式会社 海外販売推進部 御中

いつも大変お世話になっております。

中国向け原料販売の件で一度お打ち合わせさせて頂きたいのですが、
来週のいずれかの日程でご都合いかがでしょうか。

お時間頂戴し大変恐縮でございますが、
何卒よろしくお願いいたします。

△△

「御中」は正しく使いたい頻出ワード

普段生活している中では御中という言葉はなかなか聞く機会はないかと思いますが、相手を敬い忖度しなければならないビジネスシーンにおいては必ず出現するワードですので、本記事を読んだうえで正しく使えるようになりましょう。

手書きで手紙を作成するといった状況においても、この御中という言葉は使用しますので、読み方だけでなく書き方についても覚えておくと仕事がスムーズに進むかと思います。